6月に入り、広島では、徐々に熱中症対策が必要な気温になってきました。
「えっ 熱中症って8月の真夏の事じゃないの?」と思われる方もいるかと思いますが、実は数は多くはないものの、5月くらいから熱中症の患者さんは発生します。
熱中症は①気温はもちろん、②湿度、 ③日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境も影響して発生します。湿度が高く、また体が熱さに慣れていない、この6月から十分な対策が必要です。
熱中症対策1
「熱中症について知る」
熱中症とは、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったりして、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こす病気のことです。
上記のような症状がある場合、すぐにコーチに申告する事が必要です。またそもそも体調の悪いときに運動すると特に熱中症になりやすいです。決して無理をせず練習は休みましょう。
熱中症対策2
「暑さ指数を把握する」
熱中症は①気温②湿度 ③周辺の熱環境が関連して起こります。気温だけでなく、それらの要素を加味し見える化した指数が暑さ指数です。リンク先の環境省のページで各地域の暑さ指数が見れます。また自身で計測できる機械もあります。
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運動に適した環境かは最終的にコーチ陣が現場で判断しますが、保護者の方も、暑さ指数を把握し、お子さんへの注意喚起等されたほうが安全上良いかと思います。
熱中症対策3
「服装に気をつける」
熱中症対策として帽子は必需品です。サッカーの試合ではフィールドプレーヤーは誰も帽子を被っていませんが、しかし練習時にはできるだけ被りましょう。下記のようにサッカー用帽子も発売されています。ランニング用のキャップを使用している子もいます。ランニングブームなのか?サッカー用帽子よりもランニングキャップの方がおしゃれなものが多いです。
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また練習着も通気性が良く、吸水性、速乾性のあるもの、また色も熱を吸収しにくい白や淡い色のものがお勧めです。
熱中症対策4
「飲み物に気をつける」
熱中症対策が必要な時期は持ってくる飲み物も注意が必要です。ただの水では運動時に出ていく塩分を補給できず、対策になりません。
一番お勧めされるのが経口補水液とよばれる、スポーツドリンクよりもさらに塩分が多い飲み物です。
薬局等で販売されてますが、ご家庭で作る事もできます。
なお通常のスポーツドリングでもよいのですが、成分をよく確認し、塩分が十分確保されているものを使用する事が必要です。
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また麦茶や水を持参する場合は、別途、塩タブレット等、塩分チャージができるものをセットで持参するのが望ましいです。
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