と言う訳で即次回の逢瀬、厳密に言うと2日後である。
前日の夜に電話打ち合わせ、歌舞伎町パ◯ラで決定。
私はカラオケと言うと概ねパ◯ラなのだが、Cさんは違うらしい。
じゃあここはせっかくなので名物のハニトーに行かねばならんな。
そして前回のお返しとお菓子を頂いた。そう言えば私からバター飴かなんかを渡したっけか。有り難く頂くと言うか、二人で食べよう。
ちなみにパ◯ラは持ち込みOK。
一応カラオケのメリットとして、他人に聞かせたく無い話が出来ると言うのがある。
毎回長電話しているので、結構な所まで踏みこんでいるのだ。
Cさんのまず最初に重視している事は何と、
「自分を女性として見てくれる男性」
平たく言うと、
「性的に見てくれる男性」
との事である。
普通逆じゃね?とお思いの女性読者(いるかは知らんが)の気持ちもわかる。
あくまでも私から性的に見たCさんであるが、大きくストライクゾーンを外れている。
すっごい中性的なのだ。
ちなみに私のど真ん中は、
「眼鏡巨乳」
と言うもう恋愛強者男性に若いうちに速攻刈り取られて(ヤリ捨てられて)いるであろうゾーンなので、流石に無理だと諦めている。
多分お顔がイマイチでもそうであろう。
そしてCさんは正反対過ぎて(私の主観)チンピクしないのである。
よって賭けに出る。
「私が貴方に取って生理的に大丈夫か確認する為に、思い切って手を繋ぎませんか?」
と言ったドセクハラ発言をかまして見た。
「良いですよ」
あっさり快諾、マジか!
しぇーくはんど!
以下私から
「どうでした?」
「全然嫌な感じはしません、そちらは?」
「少しキュンとしました。」
「それは嬉しいです。」
「ただ、これが貴方だからなのか、女性なら誰でもなるのかわかりません。検証するには他の女性とも同じ事をしなければ。」
「大変正直で失礼な発言ですね。」
女性の手を握るなんざ、かれこれ一拍置いても全く思い出せない程過去の話である。
もしかすると無い?
いや、思い出した。
夜のお店だ。
胸キュンレベルはあまり変わらないかもしれん。
この日は歌の後、カフェにてお話。
そして解散となり駅まで歩く。
その時に何となく手を差し出すと、あっさり手繋ぎ状態に。
以下また私から。
「あれ、良いのですか?」
「別に嫌じゃ無いので、キュンとしますか?」
「いえ、むしろ困惑しています。」
「何故ですか?」
「何と言うか、女性と手を繋ぐのってこの方法で良かったの?あっさり成功したんだけど?みたいな感じです。」
「うまく行ったのなら良いのでは?」
「また問題発言をすると、知的好奇心から他の女性にも再現性があるのか試してみたくなります。」
「本当に問題ですね。」
改札まで一緒に行き解散。
今後、我が人生の中で最高クラスに葛藤する日々が訪れるのである。