押すのが怖い | 夕食ホットオフィシャルブログ

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美容師のボーカルしょったん+建築家の鍵盤きくっちゃん+ぬいぐるみのギターすだっちからなる異色ユニット「夕食ホット」の公式ブログです。

みなさまこんばんワンチャンス。
胡椒が大好きなのに、ラーメン屋さんではお店の人に気を使ってたくさんかけられないきくっちゃんですこんばんは。
もうほんとはどばっどば振りかけたいのに。

今日は短く行きます。やっと短く行きます。

たまごたまごたまご

テーマは
僕がいま、一番悩んでいること
です。

その前に共有しておきたいことがあるのですが、先にそれの話しちゃっていいですか?
あ、ありがとうございます助かります。


たとえば、長めの真っ白なゴムひもをあなたが両手で引っぱっていたとします。
両手を前に出して、ちょうど目の高さ。やや力を入れて、幅は60センチくらいでしょうか?

さて、それをゆっくりと力を緩めて、その場で50センチくらいに縮めたとしましょう。
そのとき、そのヒモの中のどこかに、縮める前と後で動いていない点が一つだけ存在するのです。
右端は内側(つまり左)へ、左端も内側(つまり右)へ動いています。てことは、その間に必ず右へも左へも動いていない点が存在するのです。
(縦の揺れは無視します)


この図の赤い点です。

これを不動点定理といいます。れっきとした数学用語です。
ヒモは一次元ですが、これを二次元の平面に拡張することもできます。

ある写真を、縮小コピーして、はみ出さないように元の写真に重ねると、必ず元の画像と重なって動いていない点が1点だけ存在します。
(ほんとは拡大でもいいんですけれど、はみ出した点だと話がややこしいので今は無視)



この写真だと、すだっちの額の汗が不動点です。





これ、どんな写真でも絵でも、真っ白な紙でもなんでも、
それをどう縮小してどう回転させてどうズラしても、必ず一点重なる箇所があるんです。



これだと奥の時計の中心。




あ、どこかに行かないで。
もう少しで終わるから。

たまごたまごたまご


こんな風に、何かをあるものからあるものへと、1対1に写す(移す)とき(=写像といいます)、全体をはみ出さないように写すと、動かない点が必ずたった一つだけ存在するのです。

さっきも言いましたが、数学用語でこれを「不動点定理」といいます。

この不動点定理を使うと、

a.必ずアタマにつむじがあること
b.コーヒーカップのコーヒーをまぜると必ず1点は渦ができること
c.合わせ鏡でも、必ず一点、動いていない点が存在すること
なんかが証明できるのです。

〈b〉を応用すると,
いまこの瞬間、地球上のどこかには、必ず一箇所は無風点が存在する
ことなんかも示せるのです。
※ その場所は分からない。どこかにかならず「あるよん!」ってことだけが証明される。

理系の方は数Ⅲで「中間値の定理」を習ったと思います。あれも不動点定理です。

おヒマな方は「不動点定理」で調べてみて下さい。



さて本題です。

きくっちゃんはいい歳こいたおじさんなので、肩こりや首のこりがひどいです。
だもんでよく足の裏のツボなんかを自分で押したりします。
医学的に根拠があるかどうかは分かりませんが、こういう図、みたとこありますよね?



反射区といって、体の部位とほぼ1対1に対応しています。

モノによって微妙に違ったりするあたり、イマイチ信用しきれませんが。
よく見ると、わりと体の実際の部位の並びと似ています。
上の図だと、足裏は上半身が中心で、端っこにちらっと〈膝〉とか書いてあるだけですが、足の甲や側面なんかまで載っているものをみると、ちゃんと腰とか足もあります。

ほんで不思議なことに、ちゃんと「おれいま首が疲れてるなー」とかいう日には、反射区の〈首〉のとこがぐりぐりしてて痛かったりします。
押したらちょっと楽になったり。

で、ここからがきくっちゃんの悩みです。

反射区が体の部位に1対1で対応している、ってことは、「その部位の反射区(ツボ)と、その部位そのものが重なっている点」が必ず1点は存在するんじゃないかと。

つまり、
・〈胃〉の反射区は〈土踏まずの内側〉にあります。両者はちょっと遠いです。
・〈膀胱〉の反射区は〈踵の手前の内側〉にあります。近づいてきました。
・〈肛門とか痔〉の反射区は〈踵の後ろ〉にあります。さらに近づきました。

こうやってくと、やがてどこかで両者が出会うんじゃないかと。


・〈アキレス腱〉の反射区は〈アキレス腱〉です!


みたいな。

不動点定理です。

いや、もっと限定的に絞れるはずです。

〈アキレス腱の下から5センチのとこ〉の反射区は〈アキレス腱の下から5センチのとこ〉です!
完全に一致!!


的な。

で、きくっちゃんの今一番の悩みというのは、

「そこを思いっきり押したらどうなるのか!」

ってことです。


その、反射区の不動点を力いっぱいぎゅーーーーーーーっっっ!!と押したら、

良くなるのか!
悪くなるのか!
なんにも起こらないのか!

どうなんだええおい!

ど・う・な・ん・だ!!

ってことなんです悩みというのは。


だってさ、目が疲れてる時に足の指を押すんだぜ?
めっちゃ遠いのに、すごく痛かったりするんだぜ?
ちょっと目の疲れが取れた気になったりするんだぜ?


なんか凄いことが起こりそうで。



怖いのは、無意識にその反射区の不動点を押しちゃったらどうしようかと。。。

突然身長が伸びたりしそうで。
視力が8.0とかになりそうで。
声域が6オクターブ広がったりしそうで。
メロンソーダがモノクロになったり、消費税が45%とかになったり、αケンタウリが爆発したりしそうで。

それが心配で心配で、つい足ツボマッサージに力が入らない日々なのです。

だから肩こりが治らない。
仕事も進まない。
ごめんなさい。