「昨日お前に風邪うつされたよ」
みたいな失礼な発言をぶっこんでくる、無知な阿呆が世の中にまだまだ多くてやるせないきくっちゃんですコホコホ。
風邪の潜伏期間が5-7日もあることをまだ知らないのか。21世紀なのに。スマホ世代なのに。
そんなきくっちゃんですが、今日も熱が下がらず昼まで寝込んでおりました。



ところが午後、なんだかふっとカラダが楽になり
「あ、これは治るあれや!」って飛び起きて、洗濯をし、お布団を干して、お外に出かけることにしました。

ここ十年僕は自分で散髪をしているのですが、なんだか今日は
「そうだ美容院に行こう」
と思い立ったのですね。
ほとんど丸坊主ではありますが、そこそこオサレな街でそこそこ小マシな美容院に突撃してみようかと。
いえ分かってますよ。
イマドキ東京のど真ん中で、しかも土曜日の昼間、予約もなしにいけるかいな、って。
でもまあ天気もよかったし、ささっとシャワーを浴びて、マウンテンバイクなんぞにまたがって街へGOしました。
結果、いけたんですね。
あのう、、、なんつって。
もし、、、、なんつって。
ひとつ僕の髪の毛を切っては下さいませんか。
そこは長髪であご髭の<おじさんおにいさん>みたいなスタイリストさんと、ショートカットでややぽちゃりの<おこちゃまおねえちゃま>みたいなアシスタントさんのお二人でやっている美容院でした。
先客のおしゃれな<おねえさんおばさん>がおひとり、パーマをくりんくりんにかけられているところでした。
そしてまあ、それなりに切ってもらって、はい終わりました、なんつってお店を出てきたのですがひとつ気になったことが。
ひとつ、というか思いっきり気になったことがありました。
んと、最初から最後まで、一度も頭を洗ってもらわなかったのですね。
いや、まあほとんど丸坊主ですよ。
しかもシャワー浴びたてだったし。
晩秋で汗だってほとんどかいてないし。
べ、別に頭なんか洗わなくたって。
ってそういう問題か?
ってわけで、早速この話を我が夕食ホットのメンバーに話したのですね。

それきくっちゃんあれや。
“セッシュサロン”と言って、いま流行りはじめてるやつや。
切る前も切った後も洗髪しないやつや。
だと。。。
そもそも普段は髪は乾いた状態で過ごすわけだから、なるべくその自然な状態のままカットもスタイリングもしましょう、という考えからスタートしたらしい。
うーん。こじらせとるなあ。
そりゃさ、
「美容院行く前にもうさ、一回シャワー浴びてばっちりメイクもスタイリングもしてから行くのよ」
的なさ、大都会の真ん中のオサレ美容院ならそれでもいいけれど、、、そんなものをあんまし流行らせないでほしいっす。
普通のおじさんにはなんか怖いっす。
なんか一日頭が痒い気がして落着かなかったっす。
パリだけでやってくれ。
あとね、
「こういうのをいち早く取り入れてます」
っていう、どっちかって言うと同業者へのアピールとかスタッフ募集的な視点でやってるんじゃない?
というのがしょったんの意見でした。

そういう美容院はおれ知らないけどさ、たぶん
「わざと少し不親切」的な、そういう狙いじゃね?
最近多いのよ。
だと。。。
“ラックマーケティング”とか、単に”ラッキング”とか言うんだけどさ。
例えば立ち食いの寿司屋とかさ、最近は立ち食いのステーキまであるでしょ?
ああいうのって、実はその「少し不便で不親切」的なことをうまくマーケティングに利用してるのよ。
狙いは幾つかあって、まずは『アトラクション感』。
普通のサービスに慣れている都会のお客さんに、少しスパイス的な演出がウケるのよ。ひたすら素手で海老を食べる店とかもそうだね。
あとは『低めの価格設定のワケあり』の演出。
ただ安いリンゴを安く置いても案外売れないんだけど、”少しキズあり”っていうワケあり付きでリンゴを安く売ると、死ぬほど売れるんだって。
「うち、立ち食いで回転率とスペース効率上げてるんでこの値段でお出し出来るすよ」っていう、本来店側の事情を積極的に出すことで、かえってお客さんは安心するんよね。
たぶん、”洗髪しない”っていうのも、そういう効果を狙ってる気がする。
だと。。。
うーーーーん。
なんだかなーー。
な・ん・だ・か・なーーー。
渋谷の路地裏だけでやってくれ。
なんつーか、もやもやが残る話ですよね。
なんていうか、「知らんがな」としか言えないというか。
結局きくっちゃんの頭は少し痒いままだし。
そもそもしょったんもすだっちも、「お店側」的な視点なのが気になるし。
で、なんかそういうことを思ううちに、うわーーーーっっとなって、思わず二人に向かって叫んでしまったのです。
「知らんがなーーーー!!!」
って。



さて。
じゃあそもそもきくっちゃんはどう思うんだよ、という突っ込みの前に僕の意見を書いておきます。

というか思ったこと。
あ、これでひとつブログのネタが出来たな。
と。
きくっちゃん的には、こういう少し珍しい体験は
・ 曲作りのネタにする
・ ブログのネタにする
のどちらかです。
さすがに今回のエピソードは曲作りには活かせないので、こうやってブログにした次第です。
あ、しょったんとすだっちの名誉のために言っておきますが、「知らんがなーーーー!!」のところで僕は目が覚めました。
汗びっしょりで。
そして、それからずっと熱は下がったままです。
喉も痛くない。
あしたは外に出られるかな。
