鍵盤きくっちゃんによる全曲解説 その1 | 夕食ホットオフィシャルブログ

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美容師のボーカルしょったん+建築家の鍵盤きくっちゃん+ぬいぐるみのギターすだっちからなる異色ユニット「夕食ホット」の公式ブログです。

みなさまこんばんワッツアップ。

こないだテレビでやってたハリーポッター(流行ってるときはなんとなく見ないようにしてた)をふと見てて、
「え? 結局杖ビームの撃ち合い?」ってことにびっくりしてしまったきくっちゃんです。

ビームかあ。

結局ビームかあ。
杖ビームなのかあ。
魔法使いなんだからそういうビーム系には頼らないで欲しかった。



「くらえ! ハリーポッター杖ビーーーーム!」


「むむむおのれ! ヴォルデモート杖ビーーーーム!」




・・・ビームかあ。


あ!

大事なことを忘れないうちに言っておかないと。

11/30代官山LOOPでライブします!
久々のバンド編成です!
インストアライブは3人アコースティックなので、やっぱがっつりバンドアレンジで聴きたいわあ、というお方はぜひぜひ!!!
↓詳細はコチラ↓
http://u-hot.net/info/




さてそんなきくっちゃん、というか夕食ホット。

アルバムを出したからには、”プレスキット”的なものも当然用意するのです。
新しいアルバムのサンプル盤と、紙資料とかそういう一式をマスコミ各方面様だとかCDショップのバイヤーさんだとかお世話になっている方々だとかにお渡しするのです。


<表>


<中身>

こういうセットになっております。

さて、その資料の中に(毎度のことなのですが)

「鍵盤きくっちゃんによる全曲解説」

というものがありまして、、
おらおら書けよこのクソが!って脅されつつ書いたものなのですが、

せっかく書いたのならそれを水増ししつつブログにしてしまおう、というのが今回の趣旨なわけです。
※前アルバム『定食ホット』でもやりましたです。

水増しなので3回に分けて回数を稼ごうかと思っております。

てわけで

ドンッ第一回チキチキ、きくっちゃんによるアルバム『1903』全曲解説その1クラッカー


ハロウィン1. はじまりはじまり
作詞・作曲:きくっちゃん 編曲:夕食ホット

じりりりりーんと目覚まし時計が鳴って、春が街にやってきたことに気づく歌。
どうしようもない一日のはじまりであると同時に、素敵な一年のはじまりでもある、そんな瞬間を曲にしてみました。
アレンジがなかなか決まらず、ピコピコしたものからクラシカルなピアノ曲まで、色々なバリエーションがテーブルからこぼれ落ちてゆきました。

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ここまでが資料に書いたこと。

うーん。後付け!
なにが「じりりりりーんと目覚まし時計が鳴って、春が街にやってきたことに気づく歌」じゃ。
そんなものは後付けです後付け。後だし。

この曲は、アルバムを出そう!と決めた時から、まさにこういう雰囲気の曲を書き下ろそうと思っていたのです。
今回のアルバム、全体を通して割と夢見がちな、物語的な歌詞が多くなりそうな気がしていたので、だったらもの凄く自分に近くて具体的な、近いと言うかもう、なんならカラダそのものの生理現象からアルバムを始めたいなと、そう思って書いたのです。
出だしの
「ああ、こんなにお腹が痛いのに・・」
ってフレーズ、まさにそこから書きはじめたのです。
言いたかったのはそこだけ!
あとはもう、曲を書いた春先に、自分の目に見えたものをどんどん並べていっただけです。


ハロウィン2.時々
作詞・作曲:きくっちゃん 編曲:夕食ホット

別に”時間”がテーマのアルバムにしよう! と決めて制作したわけではないのだけれど、結果的に時間についてあれこれ言ってる曲が多いのは、この子のせいです。根岸さんのベースが1番の途中で鳴った瞬間「あ、これきたな」と思いました。

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ここまでが紙資料。

時間がテーマのアルバムにしよう!と決めて制作したわけではない。。。

嘘です。

時間がテーマのアルバムにしようと決めて制作したのです。
これ、いわゆる「気づいてないフリしたらそういうのができちゃった」天才系を装ったアレですね。
根岸孝旨さんのベースが鳴った瞬間に「あ、やべーこれきた。もう曲できたこれ」と思ったのは本当です。
これだけが真実。


ハロウィン3.giovanni
作詞・作曲:きくっちゃん 編曲:夕食ホット

結成してすぐ、最初にきくっちゃんが夕食ホットのために書いた曲で、メンバー3人にとって最も大切な曲です。
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』に出てくる少年ジョバンニに語りかけるかたちで曲は進んでゆきます。
賢治の目を通して見上げた銀河は、様々な色の天体が流れる巨大な河でした。 そんな流れゆく色の風景と、地面で生活する自分のいまの心象
を重ね合わせています。 そしてその間にも、夜空はどんどん回転してゆくのです。

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うーん。なんだかよく分からない文章だ。
これ、完全に曲解説書くのに飽きてきたパターンですね。よくないよきくっちゃん。

「そしてその間にも、夜空はどんどん回転してゆくのです」

そらそうや。
このフレーズ便利ですね。
どんな言葉の後に入れてもなんか雰囲気でちゃいますよね。

その薄い牛肉を使ったカレーは、結局のところ「一晩寝かせたカレーって美味しいよね」と言わせるためだけに一晩寝かせられることになったのです。
そして、
そしてその間にも、夜空はどんどん回転してゆくのです。


ああ。また長くなってしまった。
きくっちゃんのブログは長いですね。
というわけで、残りは次回以降にしたいと思います。

4.爪先ロック
5.1903
6.草々
7.泡のよう
あたりを書きたいと思います。



↑こうやって画像まで用意したのに。。。次回です次回。

ではおやすみなさい。
そしてその間にも、夜空はどんどん回転してゆくのです。