悲しい最後 〜再生の朝〜 | 夕食ホットオフィシャルブログ

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美容師のボーカルしょったん+建築家の鍵盤きくっちゃん+ぬいぐるみのギターすだっちからなる異色ユニット「夕食ホット」の公式ブログです。

こんばんワニ。

久しぶりケチャップを使うと最初に出てくる「水みたいなやつ」が大嫌いなきくっちゃんファイル02830001.gifです。

俺のオムレツを濡らすな。


さっき、これまた久しぶりにマヨネーズを"使い切りかけた"んですが。。。
これさー。
最後ってみなさんどうしてるの?


まあ最初は、ばふっっ! 戦法ですよね?
そーっと空気を溜めて、一気にばふっっ!!!って。
「ばふっ」にあたり、先にしっかりフタを閉めて振っておくのがベストなのは分かってるんですが、あのフタをそこまで信用していいのかどうか。
正直分かんないっすよね。
けっきょくおそるおそる振ることになっちゃう。


かといって、「切ってスプーン」戦法も、意外にハードル高い。
あとでハサミ洗うために使う水と洗剤と時間を考えると、そうエコでもないし。。。



で、ふと思ったんですが。
いままでに人類がそうやって少しずつ(やむなく)残して来たもの、これを一つにまとめるとどれくらいになるんでしょう。
考えるだけできゅんきゅんしますね。


・マヨネーズとケチャップ
→これ、ぜんぶまとめるとたぶん「相模湖一杯」くらいにはなりそうっすよね。

・ケーキのまわりの透明のフィルムについた生クリーム
→これも相当あると見た。たぶん集めて薄ーく塗るとオーストラリア大陸くらい覆えそうです。もしかしたら南極大陸はそうやって出来たのかもしれない。

・カステラとかマドレーヌの紙についた生地。
→ヒマラヤほど。

・駅弁のフタについたごはんつぶ。
→これは意外に少ない気がします。案外ちまちまたべるからね。
「東京ドーム5杯」 ※崎陽軒シュウマイ弁当のフタ率高し。

・歯磨きの残り
→これは世界規模なので「グランドキャニオンの谷を埋めてまったいら」にできそうです。


で!

で、ですよ!

デデスヨ!

dedeath yo!



問題は「えんぴつの残り」と「消しゴムの残り」なんだと思うわけです。


みなさん。
例えば消しゴム。

消しゴムを、ごーしごーしごーし。
お、もうすぐ無くなるぜ。頑張るぞー!
ごーしごーしこーしこーしこーすこーすすーーーー。
うん、使いきったあ!

なんて経験あります?

ノートに押しつけた指の下で消しゴムが綺麗に消えてなくなったっていう経験。

ないですよね?
大根を完全におろし切った!ってくらいないはずです。


じゃあ聞きますが(なんだこの口調)
おっし、あと8mm。
もう限界だどうもありがとう。
って言って、わざわざゴミ箱に入れたことはあるんですか?
え?どーなんですか???!


それもいまひとつ記憶にないですよね。


いつの間にか、新しい消しゴムのフィルムをぺりぺりと剥がしてるはずです。
鉛筆だってそう。
ほーいそろそろ新しいのー!って、気がついたらがしがし削りはじめてます。


そうなんです!
彼らは、知らないあいだに部屋から消えてるんです!
知らないあいだに部屋からいなくなってるんです!


これを、世界の『えんぴつけしごむ問題』といいます。

シンプルなタイトルですよね?
でも逆にそれが問題の深刻さを物語っています。


いままで人類が使い残して来たえんぴつと消しゴム。
すべてあわせると「月一個」くらいになるそうです。


さて彼らはどこに行ったのか?


実は僕、知ってるんです。
高3の時、親友の"たむらくん"と解明したんです。

本日ここに、夕食ホットの公式ブログの場をお借りして発表したいと思います。

先に言っておきますが、真実は相当つまんないです。
そこにはロマンのかけらもありません。
でも逆にそれが、真実だということを物語っています。


・まず『えんぴつ』
「もう主人には使われまい」と悟ったえんぴつは、その日の夜中に行動を起こします。
彼らは『えんぴつくん』となって、歩いて部屋を出て行くのです。
そして一番近い「土のあるとこ」を見つけ、自分から刺さります。
そのとき、彼らは
”ペンシル!”
と叫ぶそうです。

そして、彼ら(木と黒鉛芯)はやがて土に還ってゆくのだそうです。


・次に『消しゴム』
彼らも最初は同じです。
もうぼく、お役御免みたいだよ、の夜。
彼らは『けしごむくん』となって、歩いて部屋を出て行きます。

ただし、プラスチック製のけしごむくんは、土に還ることができません。

じゃあどうするのか。

答えは簡単でした。
全国からあつまったけしごむくんは、川の水が集まるように次第に合流し、
やがては一つの巨大な行列となって、消しゴム工場へと入って行きます。
夜明け前、世界がいちばん静かな時間に
彼らは
”イレイサー!”
と叫びながら、釜の中へ次々に飛び込むんだそうです。


以上です。