すぐ歌詞に「ねえ」を使ってしまうきくっちゃんです

ねえ僕、作詞するとき、いきなしばちこーんって言葉が出てくること多いんですけど。
たまにこんなこともありんす。
「この最後は"い段"やな!」
あるいは
「この出だしは絶対"さ行"じゃなきゃだめだ!」
って。
らーららららいー!
ちがうな。
らーららららしー!
んー、、、
らーららららひー!
お!?
らーららららりー!
あ!これだ絶対!
みたいに。
嘘みたいだけどほんとです。
で、「り」で終わる言葉を必死で探したりします。
嘘みたいだけどほんとです。
あるいは、歌詞の流れに合う「さ行の言葉」を必死で探したりします。
嘘みたいだけどほんとです。
この"○○行"と"○○段"。
つまり五十音。
とっても便利なんだけれど、じつは小さい頃から許せない箇所があるんです。
大きく3つ!
1.「ぢ」を無視するなー!

国語教育のあほーーー!
「じめん」ってなんだ!
地の面で地面だろーが!
だったら「ぢめん」だろーがおい!
たぶんね、あと十年したら鼻血を
「はなじ」って教えるようになるよ。
つずく。
きずく。
いぼじ。ってさ。
2.「たちつてと」ってなんだああああ!

これ、ほんとうに小学生のころから大嫌いで、でも当時の僕は
戦うすべを持っていなかった。
親や先生になんども「た行はおかしいです」ってアピールしてたのに、分かってくれる大人は一人も居なかった。
一人もですよ!!!
テーブルの上のミルクこぼしちゃったよ。
そしてナイフを持って立ってしまったよ。
どう考えたって、同じ行に入れたらあかん奴らが集合している。
t音 :ta ti tu te to
ch音:cha chi chu che cho
ts音:tsa tsi tsu tse tso
ほら!
って今ならこうやって簡単に言えるけれど。
ああ、当時の俺に教えてあげたい。
ほんと「たちつてと」だけは許さない。
3.「わゐうゑを」をなくすなー!

(あと。実は「はひふへほ」を「わうぃううぇうぉ」の読みで使うあの感じ好きだー! にほひ、みたいな。なくさないでー! かほりちゃん。きゃー)
これ、理由は分かります。
日本語の発音がだんだん簡単になってきてるの知ってます。
(pa→fa→haのように。母の発音、奈良時代にはpapa、平安ではfafaに近かったらしい。有名な昔のなぞなぞにあります。そんなことは知ってます。僕だって歌詞で"あたし"とか書くときあります)
でもさ。
でもさー。
このままだと例えば、「座る」と「据える」が別の言葉みたいになるのが許せない。
曲がる:曲げる
止まる:止める
当たる:当てる
上がる:上げる
っていうふうに、いくつかの動詞では、自動詞と他動詞を二音目の段を変えて使い分けたりします。美しいですね。
もちろん
すわる:すゑる
かはる:かへる
もそうなのに。
すわる:すえる
かわる:かえる
じゃあ可哀想だよ。あほうみたいだよ。
もとは二人は同じだったんだよ。
勝手に違うグループにするなー!!!!
これも小学校の頃、頭が短かった僕はうまく指摘出来なかった。
ねえねえ「止まると止める」みたいな感じなのに、なんで「変えると変わる」は "あ行"と"わ行"になるの?
って、必死で訊いてたのに大人は分かってくれなかった!!
別にグレてるわけじゃないんだ。
ただこのままじゃいけないってことに気づいただけさ。
みたいなことを考えてる嫌な小学生でした。
そしてそれは今も変はらない。