そこで一番怖いのが電話 | 夕食ホットオフィシャルブログ

夕食ホットオフィシャルブログ

美容師のボーカルしょったん+建築家の鍵盤きくっちゃん+ぬいぐるみのギターすだっちからなる異色ユニット「夕食ホット」の公式ブログです。

こんばんワニチャーハン。


なんだかんだ夕食ホットで一番印象の薄いきくっちゃんファイル02830001.gifです。



いやー、スキー行くのはいいけれど、後片付けが大変で、これなんとかならんかなー。


ってとこで、ふと、「後片付け」って面白いな、って思いますた。




それに関わる人にとっては当然でも、知らない人からしたら


「え? そうなん? そんなことせなあかんの?」


ってことだらけやなー、って。






例えば、スキー部とか選手なら常識だけれど、スキーとかスノボの板は必ず、
・滑り終わるとまずすぐに乾燥
・クリーナーで拭き取りorクリーニング用のワックスがけ→はがし
・すぐに滑る場合は次の日用のホットワックス(アイロンで溶かしながらかけます)をかけて、冷えたらはがして滑走面の仕上げ
・しばらく空く場合はベースワックス(これもアイロン)をかけ、滑走面とエッジを保護した状態で保管


しないといけないんです。


エッジはすぐに錆びるし滑走面は以外とデリケートだもんで。


面倒くさいでしょ。






音楽ならケーブルの8の字巻き。


これは、音楽やっている人なら必須ですね。映像・音響関係の人もかな?


ちなみに僕、去年まで知らなかったです。てへ。


使用後に各種ケーブル等を巻き取る時、そのままぐーるぐーる巻いてゆくと、次にのばした時にねじれねじれになっちゃいます。


そこで、そうならないように、うまいこと右巻きと左巻きを交互にやってゆくんです。


リハスタジオのスタッフで、こんなコンテストをやってるくらいベーシックな技です。

http://www.youtube.com/watch?v=AyATiCwuK7s



うーん。くだらない


ちなみにこれがすぱすぱ出来ないと、完全にナメられます(そうだったからよく分かる)。


しかもそれが自分のケーブルだったりしたら、必ず一本一本拭いてから巻くのです。※スタジオのスタッフとかPAさんは必ず拭いてますね。さすがプロだ。






プロと言えば、お店なんかの後片付けも興味深いっすね。


後片付け=次の日の準備、みたいなとこがあるから、業種ごとに特徴がありそう。


あ。


お店ごとにまとめた「後片付け映像集」みたいなの、あれば見てみたい。


DVDのメニューは「一覧」→「飲食」→「中華」→「銀座○○」


みたいな。






あとは、工場も気になるなあ。


後片付け終わって、さあ帰ろう、っていう時の工場見てみたい。


パン工場とかって、どんな状態で「一日が終わる」んやろう。






ちなみに設計事務所には、特に面白い後片付けはないっす。


まあ散らかったもんです。


んだけれど。。。


僕が前にいた某有名設計事務所(世界一忙しいので有名)では、帰り方に流儀がありました。


ずばり


「各自パソコンをつけたまま帰る」




いや、特にクリエイティブな意味があるんじゃないですよ。


俺まだ居ますよ。ちょっとコンビニに行ってまーす、的な雰囲気のまま姿を消す。ってのがスタッフお互いの優しさなんです。


だって深夜3時とかになってもボスが帰らないもんだから(打合せもそんな時間に平気で始まる)、だーれも「お疲れさまでした!」って帰れる雰囲気じゃない。


そこで、お互い知らない間にこっそり居なくなる、っていう変な優しさがスタッフ間に行き渡っているのでした。


お前がいつ帰ったのか俺は知らない。だからお前も、俺が帰るとき騒ぐなよ。って。


だから、そのスタッフが「帰った」のか「コンビニ行ってる」のか「オモテで彼女に電話してる」のか「どこか床で転がって寝ている」のか、いまいち曖昧。


※コツは、上の4つをまんべんなく散りばめることです。
いずれにしても各自パソコンはつけたまま


これ、最初に来た学生さんはみんなビビります。






作曲とかの作業。


これも特に後片付けはないのだけれど、何となく僕のルールみたいなのがあって、それは


「ルーティン的な作業を少し残してから眠る」


です。


例えば、
ト音記号と調性記号をひたすら書く、とか、
ヴォーカルを譜面に起こす、とか、
歌詞を清書する、とか、


ピアノの打込みの音の強弱を修正する、とか、


トラックの名前を整理する、とか、


ヴォーカルのピッチを補正する、とか、


ドラムパターンをひたすら複製する、とか


まあそういった、あんまし楽しくない機械的な作業を少し残しておくんです。


そうすると、起きて作業を再開したとき、うまくゆくんです。


気持ちやグルーブが少々変わっていても(てゆうか大抵変わってしまってる)、強制的に上記の作業の残りから始めることになり、まあ、割とすんなり手が動き出すし、その間に“空気感”みたいなのも戻ってくることが多いんです。


逆に、クリエイティブ系の作業は絶対中断してご飯食べたり眠ったりしないです。


あの素晴らしいノリは100%戻ってこない。


ご飯やイビキとともに、世界の隙間に吸い込まれてゆきます。


そこで一番怖いのが電話なんすよもう。


そうそう無視ばっかもできないし。
だから皆さん。
電話出れないときがあっても怒らないでー。
(電車とか打合せの時もあるけれど)


あとLINEね


あいつ、ケータイOFFにしてても勝手に「おーいメッセージきてるよー」って騒ぎよる。


曲作りとかの時はほんと、ぶっ壊したくなる。


LINEのばか。