しょったん、マジで亀が好きです。彼女のTwitterのアイコン画像は、現在のにこって写真になるまで、ずーーーーーっと亀でした。携帯にも亀のシールが貼ってあったと思います。
そして、きくっちゃん。
昔、槇原敬之さんとお話した時に、
「詩が好きです」
って言ったら、ちょっと残念そうな顔をして、
「僕は詩だけを書いてるんじゃなくて、詩と曲を書いて演奏もして、そして歌を歌って作品を作ってるんだよね。詩を褒めらるのは嬉しいけど、、、」
って言われてしまったことがありました。
わたくし夕食ホットでは作詞作曲をほとんどしていませんが、仲良しの結婚式で余興を頼まれた時は、大体曲を書いてプレゼントします。
そんな時、メロディは降ってきたりするんだけど、詩だけは本当に本当に毎回凄い産みの苦しみがあるんです。だから、槇原さんの詩のセンスは本当に勉強になりました。
そして、うちのきくっちゃんのセンスも別のベクトルで本当に勉強になります。
どう別のベクトルかというと、槇原敬之さんの歌詞は多分10人がその風景をノートに描いたらその絵に置かれている物が結構似ている、、、たとえば、ストーブだったり窓だったりカーテンだったりが大多数の人に描かれてると思うんです。もっと前提を言えば、家の中なのか外なのかはっきりしてる。
それに対して、きくっちゃんの歌詞は、もうそもそも自分がどこにいるのかわからなくて、その自分が何を想っているのかも人それぞれの感じ方が違う。でも、そこに確かに感情は有って、各人が風景を描ける歌詞だと思うんです。
「キモ楽しい」のきくっちゃんのエントリー。
このエントリー自体、下手な講師の授業よりも為になりません?
ほんとメンバー間で褒め合うって傍から見たら気持ち悪いかもですが、僕は本当に彼のこの言葉の紡ぎ方が大好きです。
最近、きくっちゃんとしょったんと3人での練習を週1回しています。多分、一番最初に3人でちゃんと練習したのはしょったんの家で、その時に初めて3人で詩とメロディと表現を共有したと思います。
しょったんの家での練習から半年、夕食ホットは詩とメロディの解釈についての会話が極端に減りました。ネガティブな減り方ではなくポジティブな減り方です。しょったんが思い描く世界観と、僕が感じる世界観、そしてきくっちゃんが作りたかった世界観、そして、キイチ、ともちゃん(今回はがっちゃん)、あっこ、ななこの表現チームが受けて発する世界観の方向性が少しずつ、でも確実に同じ方向を向き始めた結果だと思います。
夕食ホットのプロデューサーである雄三が良く僕達に言ってる言葉があります。
「サポートギター、サポートキーボード、サポートベース、サポートドラムはいますけど、サポートボーカルはいませんよね?ボーカルは練習が出来ないんです。会場と自分の声を合わせて楽器なので。お客さんの前に立って初めてその日の歌が歌える。だから、すださんときくっちゃんは、しょったんを支えて、しょったんが皆の音を受けて、彼女のうたが皆に伝えるんです。」