あふれかえる死……。 | よろぼい日記

よろぼい日記

杖ついてやっとこさ歩いてバタンキューの毎日。食べれない。喋れない。わからない。死にそう。どん詰まりのあがき…………か。それとも死に欲かな?

 

老衰で死ぬのではなく、人は殺される。

 

 

昔は騙されて知らないうちに殺されたが、今は騙されていることを承知で殺される。嘘っぱちだとわかっていても、ずらかりようがない。

食べることも、眠ることも、何から何まで危険を承知でやらなきゃならぬ。

 

 

標高188.66メーターの加治丘陵を登り下りするのは拷問に等しい。

慣れない内は辛かったが、慣れてくるとうまくはぐらかす。必死こいて杖をつき、7.7キロメーターの日々をこなして、ようやく3年目を迎えた。

 

色んな事がある。

 

死ねばそれっきり、書き散らしたメモ帳も知りあいたちの想い出も消え去る。

 

後は闇か。

カーンと澄み渡る虚空か。

願わくば、灰色のボーっと、した無色透明が好ましい……。