「なーにお前またレモンジュース?」

「っ悪い!?」

「べっつに~」


むかつくむかつく


この隣にいる男が。


なんでかわかんないけど

なんていうか、

攻撃的になってしまう。

ううん、ほんとはわかってる


好きなんだこいつが。

まあ気づいてないんだろーけど。


おもいっきりジュースを飲む。

このすっぱさが大好き。


「うーわお前よくそんなすっぱいの飲めるね」

「自分こそどうやったらそんな甘いののめるのよ」


向こうはあまったるい桃ジュース。


「桃が好きなんだよ」

「・・・」


「お前俺のこときらいなのー?」

「嫌いじゃないけど」

「ふーんじゃ好きだ」

「!?」

「おっ図星?」

「うっさい!」


「・・・なんでゆうの?やめてよ言わないで」

「?は?」

「そーだよ好きよ?なんなのなんか悪いの?

なのにあんた何もわかってないじゃん

ってゆうかもういいってば!じゃあね!」

立ちあがってその場を去ろうとする。けど。


立ちあがれない


あたしの目の前は

あいつの胸。


「なーに今更

そんなキレ気味の告白はじめてなんだけれども?」

「なんなの・・・」


「俺も好きだよ~?」


「うそつき」


「愛してますから♪」



「かわいいツンデレな桃ちゃんが大好きですから♪」



やさしいキス。


あたしのすっぱい口の中に

甘い桃の味が伝わってきた。




end...







「なおちゃん」


きれいな五月晴れの朝。


待ち合わせしてた公園に

五分遅れで君がきた。


「おそーい!」

「ご、ごめん!寝坊しちゃって・・・

 ・・・怒ってる??」

「もー。大丈夫だよ!」

「よかったー!」


ホッとしたように笑う君はまるで太陽みたい。



「どこいく?」

「んー。あ、新しくできた遊園地いこ!」

「おっけー。」


あたしたちは手をつないで遊園地に向かう。


_________


「次あれのろ!」

「ううううん・・・」

「ちょっとーもうばててるの?」

「や、大丈夫・・」


ジェットコースター三回は無理があったかな?

大丈夫とかいいながら

顔色は全力で大丈夫じゃないのを語ってる。


ほんとへたれなんだから!笑


「ねえなおちゃん。観覧車のろーよ」

「あっいいね!今夕日かなりきれいだしっ」

「うん」



「ひゃー!すごーい!」


上から見る夕日はかなりきれい。

「すごーい!知ってたの?」

「・・うん実は教えてもらってたんだ」

「ほんとすごい!ありがとう!」


その時。


ちゅ


「・・・」

今の・・キス?


唇がゆっくりはなれて。

君を見ると

まるで夕日みたいに真っ赤だった。


「・・どうしたの?」

「・・・かわいいなあと思って・・・?」


「ぷっ」


「ちょ、笑わないでよー」


だってすごいんだもの。

観覧車から見える夕日も

いつもはへたれな君が自分からキスしてくれたことも。


すっごく嬉しいの。



「なおちゃん!」


「?」


「大好きだから!

 僕へたれだけど・・

 好きってきもちはまけないから!」


見事な告白。


しかも自信つけてるのか

「うん!」

とか言ってるし。


「あたしも好きだよ?」

「よかったー!」


観覧車から降りて

手をつないで帰る。

歩きながら君の横顔をこっそり見るの。


なんでだろう

愛しくってたまらない。


今日だけは

へたれなんか言えないね。




Fin,,,,



「考ちゃんなんかだいきっっっっらい!」


付き合って1年。

今日はさりげなく記念日だったりする。


「でもあやか・・俺ほんと大事な用が・・」


「ばかばかっ!だいっきらい!」


ぱたぱた・・


走り去る音。


うん、まあ・・

俺が悪いんだけど。

しょーがないじゃん?


だってほんとに大事な用だし。


「はー。どーすっかなあ・・」


まあとりあえず先に用済ますか。


___________


「ありがとうございましたー」


うしっ

探しますか・・


とりあえず電話。


「・・・電源が切れているためつながりません・・・」


・・・

ってことはあそこだな・・・




___________


「あやかみーっけ」


砂場の近くにある土管みたいなとこにあやかはいた。


「何よ、もう嫌いなんだからね!」

ぷいっと向こうを向くあやか。

袖は泣いてたのか濡れている。


かわいーなほんと。


「あやかこっち向いて?」

「い、や!」

「好きだよ」

「うそつき」

「んじゃ手かして」

「・・・」

差し出された手。

ポケットから出して指にはめる。

「はい、おわり」

「何なの・・え?これ・・ゆびわ・・・・」


あやかはびっくりして俺を見る


「だからーしょうがなかったんだって。

この為にバイトしてて昨日買うつもりがもう店しまってて今日になったんだよ

でも・うん、ごめんな?」


あやかを覗き込むと

あらら・・また泣いてる。

ほんと泣き虫だな


「ふっ

泣くなよ」

「考ちゃんのばかああああ」

「ええ!」


え、

俺振られる!?


「だいすきいいいい」



・・・・



「知ってる。俺も大好き。」



ほんとかわいすぎる泣き虫な俺のお姫様。



Fin,,,,,