2月14日(月) に開催されたツキノワ熊と森の講演会には、大雪のために参加できなかったが、同講演会に参加したO.Tさんから、その内容の寄稿を受けた。
◆クマの棲む豊かな森を次世代へ◆
「1992年1月6日和歌山県でお年寄りが熊に襲われ重傷を負ったため25年振りに熊が射殺された。」との新聞記事を見た尼崎市武庫東中学校の生徒がその新聞記事と作文を先生に提出しました。当時の担任の先生がその事に深い衝撃を受けたのが熊森協会の発足のきっかけとなりました。
(その先生が現在の熊森協会会長となる。)
「森の野生鳥獣達はブナやミズナラなどの広葉樹をベースとする自然の森の中でみんな暮らしており、その森には木々の花、葉、実、林床をおおう下草、虫等の豊富な食料がありました。」しかし、近年自然の森が皆伐され針葉樹のスギやヒノキだけの植樹がどんどん行われたため、野生動物はねぐらやエサ場をなくし、森から人里へと飛び出し、それが狩猟の的となりました。
昨年ツキノワグマが70頭も射殺されました。ツキノワグマは絶滅種です。既に九州ではすべて絶滅、四国は10数頭、中国山地では100頭、兵庫県では60頭となり、こういう動物は生存300頭を割ると絶滅が始まるといわれています。
最高の保水保全を誇る豊かな森は熊がいないと造れません。私達祖先は熊と棲み分けることで共存してきました。豊かな生態系の復元を求め、自然林内は明るく水量豊かな湧水の復活、台風や大雨でも崩れない災害に強い森の復元とエサ場復元で動物達が山に帰るような自然林再生が急務である。
2011.2.14
O.Tさん ありがとうございました。
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