前回はGREをとりあえず受けてきたお話でした。今回は修士課程への出願のお話です。

 

私は、興味のあることを勉強できればそれでよかったので、どこの大学に行くかの希望はあまりありませんでした。

 

候補を2つほど挙げて教授にお見せしたところ、

 行けそうなところじゃなくて、もっとチャレンジしないと。

とのこと。修士に行くこと自体、もう十分スリル満点です。

 

ダンスの学校なら詳しいけれど、どの大学がよいかに関してあまりにも無知だった私は、結局教授と学部長に手取り足取りお世話になってしまいました。

 

全ての大学への出願で求められたのは、Statement of Purpose という800から1000単語くらいのエッセイ、学部の成績表、教授からの推薦状。大学によってはレジュメや研究論文の一部(8ページほど)の提出を求めることも。

 

 研究論文なんて書いたことがないからやーめた

 

と言っているわけにもいかず、あと何ページ、あと何行…と、それらしきもの書こうと必死でありました。やれる「可能性」がある研究のプランを書いてみたんです。でっち上げたわけではない、と思う。

 

出願したのは経済関連のプログラム、計7大学、9プログラム。イギリスの大学では、ケンブリッジ、ロンドンスクールオブエコノミクス、オックスフォード、米国ではハーバード、イエールなど。

 

出願で忙しいからといって、学部の授業と卒業論文の準備がどっかいってくれるわけではないため、ひとつひとつの願書を丁寧に書こうなんて言ってる場合ではない。とりあえず願書出そう、そして学部の宿題終わらせよう、期末試験の準備も。質より量です。

 

Statement of Purposeを9つの願書で使いまわしたかったけれど、それぞれのプログラムで求められることや必要な文章の長さが少しづつ違うときてる。なので、基本の内容は同じにして、大学の要求に合わせてちょっとずつ調整しました。

オックスフォードへの願書に「私はハーバードで学びたいです!」と書くような間違いだけは犯すわけにいかないので見直しもしっかり。

 

私の経歴のどこをどう探しても、研究論文で貢献したとか学部のディベートチームにいたとかいう輝かしい功績となるものが無でありました。いったいエッセイでなにをアピールすればいいんだと迷った結果、経済学とは無縁の人生をおくってきたこと、そしてダンスのキャリアから学業へと転向したことを述べることにしました。米国の大学は(当時は)、多様性というものを支持する傾向にあったので、ほかの志願者とちょっと違うキャリアを歩んできたことが、もしかしたら有利にはたらいたのかもしれません。

 

合否で決定でおそらく一番大事なのではないかといわれているのが、教授からの推薦状。これをお願いするのが一番のストレスでした。2人から3人の教授に書いていただなくてはならないので、メールをおくり、アポをとり、書いていただけるでしょうか、とお願いしに行きました。

心の中では、「すみません授業で発言したこともないのに。それより私のこと覚えてるでしょうか」、と申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、どの教授もとても快く引き受けてくださいました。

 

すべての願書を提出したあとは、

 わーい終わった、結果くるまで忘れよう 

なんて気持ちになるわけはもちろんなく、3か月から4か月ほど、謎の自信が湧いてきたり、急に自信喪失したり、毎日不安定な気持ちで過ごしておりました。