お雛さま | uguisuのブログ

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好きなモノ、ヒト、けしき、少しずつ。

 

年に一度、

ほんの数日だけ出すお雛さま。

 

張り切って出す年もあれば、

 

ホルモンバランスが崩れるお年頃の時期は

出せない自分を責めたり。

 

きれいに飾って人を招く年もあったし。

 

ずっと子どもの時から身近にあるので、

この時期になると

気になって仕方がない。

 

いつの間にか

健康のバロメーターになっている

この7段飾り。

 

今年はどうしようかなぁ

 

人は集まれないこのご時世・・・

 

あぁ、今日はお天気だなぁ・・・・・

 

出そうかなぁ・・・

 

うじうじうじ・・・・

 

出しました。

 

1年ぶりに開けてみて

 

ひとつずつ薄紙はがして

 

小道具の箱を開けて

 

「どの刀がだれのもの?」

そう思いながら



一緒にしまってある冊子を見ながら

 

ひとつずつ。

 

飾ってゆく。

 

「左腰に結えますが、

ほとんどは袖の下に挟みこむだけです」

 

「扇を拡げて手に持たせます」

 

「長内銚子は

左手の方に柄の先がいきます」

 

「三宝は穴のあいた方を前にして

両手に軽く挟むようします」

 

「銚子は口を外にして、右手に持たせます」

 

「衛士3人は向かって右から

台笠

 

査台

 

立傘の順で

 

両側の2人は

外に足を出すような飾り方になります」

 

左大臣(老)が向かって右

 

右大臣(若)が向かって左

 

「冠の耳おいかけは耳の上に止め

 

背負矢は紐を腰に結び、

羽根が左肩に出るようにします」

 

「羽根を下に向けて

右の握り手に持たせます」

 

「弓は小脇に。」

 

「右から謡」

 

「笛」

 

「小鼓」

 

「大鼓」

 

「太鼓」

 

「御膳」を左右に飾り

 

「菱台」をその間に。

 

「たんす」と

 

「長持」

 

一番下の段に

「御駕籠」

 

「御所車」

 

義母や

 

祖母、母から

 

譲り受けた木目込み人形や

 

小さい人形も一緒に飾ってあげて

 

取り寄せた「ふくらんご」を

 

そうっとのせて終了。

 

半日がかりだけど

毎回出し終わると

出してよかった・・って思います。

 

昨年「日記」でお話した

戦火をくぐりぬけて

祖母が背負って疎開させたお雛さまですから

→☆

 

しばし

短い間ですが

静かに愛でましょう