この子に会いに行きました。
八王子まで。
「八王子歩きをするんだ～」って
お昼休みに話したら、
「八王子といえば東京こけしがあるよ」
という同僚からの
なんというビックな情報！
すぐに調べて
仕事帰りの電車の中で
「八王子で行きたいところができました！」って連絡したら
その返事が、
「お店に電話して行きますって言っておきました」
はやっ！
雫さんです。
友だちがこけし好きで
……って電話をしたら
こけしを作ってるおじさんと話し込み
テレビに何度も出ていて
「気まぐれで開けてるから
電話してもらってよかったよ」
……って言われたらしい。
この日は名刺をもらう目的でしたがそれはあとでいい！
うれしーよー♪
はやくーはやくー
こけしが待ってるー。
コスモスなんて
撮ってる場合じゃないよ笑
途中何度も迷いようやく到着。
中から聞こえてくるのは
木を回して削る音。
雫さんも私も、
当然フレンドリーなおじさんが
笑顔でどうぞどうぞ！と
言ってくれるものだとばかり……
「こんにちは～……」
と外から声をかけても
チラリ見るだけで作業の手を止めない。
暗黙の了解で
しばらく外から見守ることにする
そうしている間も
中の様子が
たまりません♪
ひとつ削り終えるとおもむろに奥から
大きな段ボールを引きずってきて
「中に入んな」
……の声色がやさしい♥
箱の中は「東京こけし」と描かれた
箱の山！
「きゃーきゃー」
２人とも我を忘れます
「なかなか数が作れなくてね」
「絵付けはかみさんがやってて」
「つくるそばから売れちゃうんだよ」
そう言われて頭の中で思ったのは
(何個売ってもらえるだろう？笑)
東北のこけしの形は決まってるけど
この形はここだけ。
なんと、ひとつの木からできています
どうなってるのー？
SNSとGoogleマップを便りに
突然海外からやってくるので
日本語バージョンの他に
タイプライターで知り合いの教授に打ってもらったそう。
いろんなサイズがあって、
おじさんの顔色見ながらたくさん選んで
大満足。
あまり長居もよくないかなー
と思っていると
「つくってるところ見せてやるよ」
太い木が
どんどん削れて
あの輪っかができる瞬間。
感動しながら心で思っていても
決して口にする勇気がない台詞を・・・
耳元で雫さんが・・・
「絵付けしてないこけし売ってもらったら？」
「えっ、それは・・・・悪いよ、言えないよ・・・・」
の語尾にかぶせるように
「おじさん、その子売ってもらえませんか？」
きゃー何を言うの？！失礼じゃないの？！
あっさり
「いいよ」（・・・・え？）
雫さんのおかげで
手に入った貴重な子・・・・♪
最後に名刺をもらったら
笑顔でひとこと。
「国ちゃんですね」
って雫さん、なんてことを言うの？！ｷｬｰ
あっさり
「いや、くんちゃんだよ」 （え・・・？）
もうドキドキです笑❤
最後に絵付け担当の奥さまが
出てきてくださり
思えばお昼時だったのです。
長居して
興奮して騒いでごめんなさい
ずっとお二人で見送ってくれました。
「東京こけし」
長野から八王子にうつって
今で５代目！
かわゆいよ♥
一人で行ったら
ここまでコウフン❤なエピソードは
なかったことでしょう・・・・・。
（ありがとありがと❤）