こんにちは。ウグイスです。
実家に行って「家政婦」になっていました。
家政婦のミタというより、市原悦子の割烹着。
先日は雑誌の取材→☆
でしたが
数十分の放映のために4日間。102歳の1日密着取材。その下働きです。
80年近く昔の古いアルバムをどうやってカメラに撮るか・・面白かったです。黒のビロードにアルバム立てかけて、思いっきりアップにしたり、上から下へゆっくり移動したり・・・。
それを別のモニターでディレクターやカメラマン、音声さんがチェックします。
そばにいる誰かの足音や話し声、衣擦れの音までマイクが拾うのでシーンとしてないといけません。「お静かに・・・」なんて言われちゃいます。音声さんがマイクを下げて休憩してる隙にパチリパチリ。
資料として出してきた戦前の古い育児日記。装丁が丁寧でカッコいいです
テレビがくるから!と祖母が飾ったものがあちこちに。これがまたカワイイ・・
歌舞伎の額にピエロのお面、南国のゾウ。後ろには私がプレゼントした木なり染め、曼珠沙華。
あ~ここにあった。私のルーツ。ミスマッチ♪
三階席はツウの席だそうです。「成駒屋!」「成田屋!」の掛け声は三階からだそうで・・・。実際にすぐ近くの人から声が。かっこよかったですー。
演目は「鈴が森」と「助六」。助六は海老蔵。目力が強くて、花道に出てきただけで空気が一変。
江戸紫と朱赤。
からし色の着物に足元は真っ赤。
白地に紫と紺で小粋な「かまわぬ」。
テレビのカメラは中に入る事が許されなかったので、かわりに私がカメラマン(^^)
撮ってきてもらえますか?とご指名を受けた緞帳。長く重い凝った織り。歌舞伎座が新しくなる時に設置するのが大変だったそうです。
外で待ちうけているカメラに向かって、嬉々として喋る102歳の祖母はめちゃくちゃカッコよかったです
周りの人が「あれ誰?」「・・・知らない・・」って話してたのがウケました
ご迷惑をおかけしました・・・
とにかく祖母は、まだまだ元気でいてくれそう・・・と、願います(^-^)