「なぁ、おれって病気か?」

目の前にある七輪で肉を焼きながら、俺は向かいの男――"ごはんこもり"に聞いた。

「はぁ? あたりめーだろ」

こもりはそういうと、ビールを一気飲みして、新しいのを頼む。

「おまえは病気だよ。しかも重症だ」

「・・・」

俺はこもりの言葉が続くのを待つ。

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・・・



こもりは新たに届いたビールを飲みながら、俺がさっきまで頑張って焼いたホルモンを食い始める。




――おい! 俺が頑張って焼いたんだから、なんか一言あるんじゃねーの!ムカムカムキー



いやいや落ち着け。

 

 

肉なんか追加で頼めばいいだけじゃないか。






とりあえず追加のホルモンを頼みつつ、






さらに残ったホルモンを七輪にのせる。






焼肉というのは、

 

 

 

 

ただ焼けばいいのではない。

 

 

 

 

 

実はとても

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奥が深い。











焼き加減というのは、肉の種類/部位/鮮度によって全く異なる。



「おい、これうめーな」

当たり前だろ、それはホルモンじゃない。




――カルビだよ!!






さっきから俺が狙っていた肉を片っ端から食いやがって。








――オマエはホルモン食ってろ!






ちくしょー、焼くのに夢中になり、食うのを疎かにしてしまった真顔

 

 

 

 

気付けば、いい感じで焼けたホルモンばかりが残っているとは。




これぞまさに大惨事!




思い返すと、最初に焼いた牛タンだってそうだ。



三人前も頼んだはずなのに、

 

 

 

 

 

 

俺は一切れしか食っていない。





どう考えてもおかしくねーか?







なんで俺焼いてばかりなんだ?




「それがお前の病気だよ」


「はぁ?(*´Д`)」


いきなりこいつは何を言いだすんだ?





「何かに夢中になるあまり、他の何かが疎かになるんだ」



――ムムム....




「広い視野を持て、おおもり」


こもりはそういうと、

 

 

 

 

いつの間にか頼んだタン塩とカルビを俺の前に置く。




気が付けば網まで新品に変わっているじゃないか。



おいおい

 

 

 

 

ちょっと待て!

 

 

 



さっきまで焼いていたホルモンはどこへ行った!




まさかコイツ、
















 

全部食ったな!

 














「おい、第2ラウンドだ。早く焼け」




はぁー


もうさー


なんていうか、



なんでホルモン食ったあとに、




またタン塩やねん!


これぞまさに"ふりだしにもどる"じゃないか!



すごろくじゃねーから。

 

 

時代は"桃鉄ワールド"だから!




こいつは焼き肉のルールを分かっているのか?!



しかもだ、

 

 

 

 

 

 

 

なんでさっき3人前食ったばかりなのに、

 

 

 

 

 

また3人前頼んでるんだよ!

 

 

 

 

 

 

どんだけタン塩大好きやねん!


 

 

 

いやいや落ち着け。



そもそも俺はほとんど食っていないんだ。




これはもしかして...



"こもりなりの気配り"というやつか?




俺はトングでタン塩を七輪にのせる。



よし、網の温度はバッチリ。


ここからだ。


この厚さだったら、焼き面に少し焦げが付いたらすぐにひっくり返すんだ。


油断するな、



余所見をするな。



集中だ集中。




全集中





肉の呼吸











輪からの熱で、肉の色が変わる。






壱ノ型










ミディアムレア!









俺はサッと肉をひっくり返す。




ふっ。。。





みろよこれ、





――完璧だ真顔





だが待て。



ここで慌てるな。







少しだけ待つんだ。








ここで全集中を切らしてしまうのが

 

 

 

 

 

素人だ。







プロは違う。





肉を焼いている間は、








全集中常中だ。





焼いている間にみんなで

 

「かんぱーい」



なんてやるのは素人だ。



 

 

肉を取り上げる順番は決める。






よし、






弐ノ型






壱番肉!






俺が最初の獲物を取ろうとしたとき――




――簒奪者が現れた。


「いただきまーす」





やつの名は"ごはんこもり"





なんということだ。






さっきまできれいに整列し、









美しい状態を保っていた網の上が、




――今じゃすっかり焼け野原だ。






1回で4切れも肉を奪い取るとか、






オマエは上弦の鬼か👹?







正気じゃない。








「うんうん、うまいうまい。やるな、おおもり」





口いっぱいに肉をほお張らせながらこもりが言う。





俺はゴッソリ無くなった七輪の上に、






またタン塩をのせる。






「あたりめーだろ。肉屋の息子を無礼るな」





ちくしょー






せっかくきれいな焼いたタン塩が...






なんで俺ずっと焼いているんだよ。









ああっ!

 

 





こいつのせいで全集中が切れたじゃないか。






まったく、なんというやつだ。




「オマエ、集中しすぎ。肩のチカラを抜け」




「うるせー、焼肉大好きなんだよ! オマエちょっとは野菜も食え!」

 

 

 

 

  さいごに

実は先日、

先輩ブログー様の記事を読んでお肉を食いたくなり、



エッチな響きで有名な"安安ピンクハート"に行ってきましたラブ

年のせいか、

以前ほど肉が食えず。

酒も飲めず。

老いを感じつつも、

お肉サイコーです(^^)/

 



今日は公開模試らしいので、

 

 

自己採点でお会いしましょう。

 

 

 

またグラサンパー
 

 

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