こんばんは、「鎌倉 うごかす文庫」店主のおーじーです。

 

「本当はこれがしたいんだけどなぁ」という

甘えたガキのタワゴトは絶対になしだ。

     ー 杉村 太郎

 

人生はキミ自身が決意し、

貫くしかないんだよ。

この瞬間、瞬間に、

若さとか、年よりとか、

力があるないとか、才能とか、金とか、

あらゆる条件を超えて、

その持てるぎりぎりいっぱいの容量で挑み、

生きるということだ。

    ー 岡本 太郎

 

あの春に改めて思わされた。

ただ生きているだけか? ただ生きていくためか?

    ー BOSS THE MC

 

壁は自分自身。

そして、人生は自由の実験室。

今夜も「鎌倉 うごかす文庫」、はじめます。

 

「歴史の70年周期説」という説をご存知でしょうか?

およそ70年のサイクルで社会体制や価値観の崩壊と創造が

繰り返されているという歴史学の一説です。

(日本でいえば約70年前は太平洋戦争終戦時、その前は明治維新)

 

ちなみに不況とうたわれて久しい出版業界の最大の問題点は、

現在のシステムが、かつての「人口が2倍に増加していく社会」を

想定してつくられていること。

 

何が言いたいかというと、

こういう状況が、皆様のいらっしゃる様々な分野、業種・業態で

起こっていませんか? ということです。

 

かつて戦争によって焼き尽くされたこの国で、

マイナスから新しい社会を創っていった、偉大なる先人たちと同じく、

奇しくも(あるいは必然として)、「困難な時代」といわれる今、この時に、

この国にある私たちは、

どう生きていくべきなのでしょうか?

 

困難な状況に、尻込みし、厄介ごとは押し付け合うか、

あきらめ、傍観者に徹するか、

それとも、それとも、それとも...

そんなあなたの後ろ姿を、未来を生きていく子供たちは見ています。

 

答えはいつもあなたのものです。

私の答えは、

皆様が、未来のため「自分の心をじっとのぞき込むための本」を、

自分の人生全てのっけてご紹介すること。

届いても、届かなくても、続ける。

続けるを続ける。

今夜ご紹介する一冊、市川スガノさん著『葉隠 超入門』は、

勝手ながら、「本気」になった人にぜひ読んで頂きたい一冊です。

 

三島由紀夫が座右の書として愛した『葉隠』は、

良くも悪くも、あの有名なフレーズ、

「武士道とは死ぬことと見つけたり」

によって誤解されている本だと思います。

市川さんの本の素晴らしさは、

『葉隠』にまとわりついている誤解を分かりやすくほぐしながら、

そのコアの部分を忠実に教えてくれる点にあります。

 

『葉隠』は決して、ムチャして死ね、という「死にたがり」の本ではなく、

画家・岡本太郎さんの著書のように、

本気で生きていくことを決めた人にのみ

莫大なエネルギーを無限供給してくれる、燃え盛る太陽のような書物です。

 

私たちはいつも、自分の損・得を考えます。

失敗する事というより、(失敗した自分が)人からどう見られるかを気にします。

才能がない、お金がない、時間がない、もう歳だ、

もっともらしい言い訳を積み上げ、ときに人を嘲り、自分を必死に守り、

心の奥でそんなズルさ、弱さを、自分自身が誰よりも知っている。

 

「葉隠」はそれらの理屈や言い訳を全部捨てて、

おのれの目的、志に「狂え」と言います。

簡単にいってしまえば、

「ごちゃごちゃ言ってないで、

 体全部、命全部でぶつかっていけよ!」

ということです。

そして、「狂う」に値する「何か」を(受け身ではなく)、

自分で決められることの幸福感を持って、

与えられた生を存分に生き切れ、と言います。

『葉隠』とは、徹底した「生き切る」ための本なのではないでしょうか?

千の理屈より、たったひとつの行動、

行動、行動、行動、行動... 行動だけが現実。行動だけが真実。

 

◯市川スガノさん『葉隠 超入門』は近日中に、当店の新着本コーナーに

 アップいたします。よければチラ見してみてください。

 

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