ここ数日一人旅を満喫してきました。こういう旅や食べ歩きはよく行くので、せっかくだから記録してみようかなと思い立ち、いい年をしてブログを始めた次第です。○十の手習いということで、よろしくお付き合い下さい。
さて今回は、長野県松本市の白骨温泉の小梨の湯笹屋に宿泊してきました。
この宿は、秘湯を守る会の会員宿です。
こじんまりしていながら清潔で和モダンな感じも持つお宿です。
客室10室の小さな宿ですが、風呂、料理、部屋、サービスがみな期待以上でとても良かったです。
お風呂は白骨名物の美しい濁り湯。
白骨温泉では昔、偽装の問題とか色々ありましたが、この宿は完全放流式の温泉ですので、あの騒動には関わっていません。
露天風呂は完全貸切で、空いていれば、入る時に入口の看板を「入浴中のためしばらくお待ち下さい」という表示にするだけです。
一組30分目安で譲り合い精神です。
山林を眺めつつ、ゆったりと名湯を堪能しました。
内湯もまた良いです。木造の浴室の窓際に大型の湯船。木造と思いますが温泉の成分が鍾乳石のように覆っています。大型の窓を開け放つと森林を目前にした半露天風になり、温泉と森のイオンを合わせて吸収できます。
ややぬるめのお湯は湯上りがしっとりした感じ。ほんのり硫黄の香りがいつまでも続いて心地よいです。
食事は信州産のものというだけでなく、乗鞍高原など近くで採れたものを多く使用しています。
山の宿では食事が期待できないことが多いのですが、この宿では手間暇かけて美味しいものを出してくれました。
酒飲みにとってはたまらないものが八寸からどんどん続きます。信州らしい馬刺しや朝採れた岩魚の腹に味噌を詰めて笹で巻いて3時間蒸した岩魚の笹巻きなど特に美味しかったです。
通いたくなる実によい宿でした。
白骨温泉 小梨の湯 笹屋 http://konashinoyu.com/