どうせ 人間が食する命です。
そう思って 目をつむることを 責めてはいません。
その命には 「天寿を全うする」一生は許されません。
親子の情も 愛される一瞬も。
殺められ 食されるために 生まれる命です。
どうせ であっても
どうしても 逃れられない運命であるなら
せめて
短い一生を 優しく穏やかに過ごす日々を
その刻まで
人は 与える心を もてませんか?
その命に 心も 感情もあり
私たちと同じ ただ一つの命であること。
知ることは 苦しいから
知らないで
見ないで 生活するのが 楽ですか?
綺麗にパックされて
可愛いイラストに描かれた
商品を 品定めするとき。
美味しそうな お料理を頂くとき。
こんなストーリーを語ること。
そんなことを 思い描くことは
鬱陶しいですか?
幸せに暮らして 幸せに命を捧げた
お肉なんて あるのかな?
どのお肉にも
哀しみや苦しみがつまっているようで
触れない私は ズルいです。
冷凍の細切れ肉や ミンチ肉を 料理する。
触らず 袋から鍋に移します。
心の奥に 罪深い想いを
隠しながら。
🌲
pinterestより