わが家には 今は 犬は居ません。
猫だけです。
今の家で 多いときは 柴犬の葉月と
保護した 雑種の メイ•ゴン•レミの4匹が居ました。
それぞれ 天寿を全うして
葉月が 空にかえると 小太郎を保護して
レミが 空にかえると ボスが来て
やっぱり 4匹居ました。
最後に 小太郎が空にかえって
母の認知症がすすんだこともあり
小太郎が 最後の愛犬となりました。
私は 幸せなことに 一人ではありませんでした。
母が居て 娘夫婦が同居して
猫が 4匹居ました。
それでも 心には ぽっかりと
小太郎の形をした 大きな穴があいていました。
その穴は どんな形でも 塞がらない
小太郎でなければ 塞がらない
愛おしい 唯一無二の存在の喪失でした。
時薬 (ときぐすり)
Time cures all things.
時は 全てを 癒やしてくれる。
心のわだかまりや ほつれを「解く」ものとして
「時」を捉える。
でも 時が忘れさせてくれる訳ではありません。
哀しみが 姿をかえて
心の中に 深くふかく沈むのを待つのです。
触れられない 指先の感触を
新しい命が 教えてくれました。
保護した子の お腹に宿った命が
生きたいと この世に生きたいと
この指先に 触れたのです。
新しい5つの命に 癒やされて
今を 生きています。
もの言えぬ命を 迎えること。
最期まで 寄り添う手を 離さないこと。
与える以上に 返してくれる愛に
背かないこと。
私が 幸せであるために。
私が 真っ直ぐに 生きていくために。
空にかえって みんなに逢う日まで。
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