保健所の受付で
連れてきた子と一緒に家族写真を
撮っていたという
話を聞きました。
理解できません。
何のために犬を迎えたのでしょう?
この家族には
物言えぬ命の温もりは
伝わらなかったのでしょうか?
家族の思い出のひとこまに
残った一枚の写真は
この子の命の灯火が消える事だと
気付かない
無知の証明なのでしょうか?
🕊️🐾🕊️🐾🕊️
叔母の所の
ボランティアさんたちの
手から手に引き継がれ
保護されたシーズの女の子
夏ちゃんは
飼い主が保健所に持ち込んだ子で
左目が白内障で見えなくなり
お腹はかきむしって黒くなっていましたが
10年間 処置をした様子はありませんでした。
殺処分されないように
必死に守られた命です。
夏に舞い降りて
次の夏の終わりに空にかえった
天使でした。
叔母は夏ちゃんを
定期的に病院へ連れていき
毎日目薬とお腹の塗り薬を欠かさず
お腹は綺麗になりました。
目はこれ以上悪くならないように
いつも夏ちゃんに語りかけるように
目薬をさしていました。
夏ちゃんは静かに甘えるように
叔母の膝で仰向けになっていました。
🕊️🐾🕊️🐾🕊️
もの言えぬ命の一生は
寄り添う人間次第です。
どうぞ どの子にも
安らかに眠れる居場所があり
優しい手が 空にかえる
その時まで
傍に寄り添って居てくれますように。
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🕊️ [楽画きノート☆犬と私とお絵描き]
2016-09-16 「レクイエム〜鎮魂歌〜」より
テディさんの描いて下さった夏ちゃんです。