人類が招いた生命系の混乱」
神里 達博(かみさと たつひろ)氏
🍀亥年だというのに、イノシシが疎まれている。
原因は、岐阜県での「豚コレラ」の発生である。
🍀日本では実に26年ぶりとなる「豚コレラ」の発生が明らかになったのだ。
🍀起源については諸説あるが、19世紀の養豚産業の発展に伴って豚の品種改良が進められた結果、元々豚に潜在していたこのウイルスに対する改良豚の感受性が高まり、発症するようになったと考えられている。
🍀振り返ってみれば、狂牛病、鳥インフルエンザ、また口蹄疫と、近年、世界中で家畜の伝染病が繰り返し問題になってきた。それは結局のところ、人類が環境開発によって自己の領域を拡大させ、また工業的な農業によって肉食を推し進めた結果でもある。さらにグローバル化の進展が病原体の拡散を加速したことも否定できない。そういう意味では、豚もイノシシも、被害者だろう。
🍀多くの識者が指摘してきたことではあるが、人類の突出した活動が、地球上の生命系を混乱させ、その結果が今、ブーメランのように人類に戻ってきている。この現状について、豚コレラの拡大を契機に、私たちは改めて考えてみるべきではないか。容易に答えが出ない難問だからこそ、向き合い続けるべきだろう。
🍀以上朝日新聞記事より抜粋です。
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この記事の前の私の記事「"捨てる(食べ物と命の話)"」の最後の文章
「人間は貪欲にいつまで生きていけるだろう?」
この答えがでる前に人類は考えて欲しい。
ただ一つの大切な命は
奪えない。 弄べない。 尊重すべきもの。
かけがえのない命の尊厳には抗えない。
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