昨日の粗食と空腹に耐え、

本日はお昼からの大腸検査まで何も食べれません。

その上、検査の為に下剤を2リットルも飲まなければなりません。

無理ですっ。(←飲む前から心が折れた。)

ですが、汚い話、下の物を全部出さなければ、

大腸検査は出来ないので、

見るからに不味そうな下剤をちょびりちょびり飲み始める事に。

事前に

「2時間かけて全部飲んで下さい。」 

と言われていたのですが、

普段から水分とらないうがんじには、かなり厳しい試練です。

2リットル飲むのは・・・・。

頑張りましたが、600CC飲んだ所で、


「も、もう飲めない・・・・

       ゲロ不味すぎ・・・。ガクリ


もう、なんとでも言ってください。ヘタレですよ。

飲みきれなかったので病院に電話です。

「すいません・・・・。吐き気がして600CCしか飲めなかったんですが・・・。」

「そうですか・・・では外科の先生と相談しますので、そのまま来院してください。」

意外な優しい反応に「おやぁ~?」 と思いつつ、

言われた通りに来院。

外科の先生に「根性無し!!」と面と向かって怒られ、

まぁ、仕方が無いので、

浣腸して大腸をキレイにする事になりました。


大腸がキレイになった所で、とうとうやってきました。

大腸カメラ・・・。

ドキドキで診察台に上がります。

事前に鎮静剤打たれてますが、

気持の中では、心拍数上がりまくりです。

そして、先生が、

「はいっ、カメラ入りますっ。宜しくお願いします。」

と言って始まりました。


カメラ自体はスルリと入って行ったのですが、

大腸は体の中で約90度に曲がっています。

そして、大腸が曲がっているのは一か所では有りません。

小腸まで辿り着くまでに最低でも3回は曲がってます。

行きが有るならば、帰りも曲がっています。

その曲がってる場所に来るたびに

もんのっすごく痛むんですよ。

それはもう、出産した時の痛みなんかかわいいくらいに。


下剤飲みきれなかった、ヘタレなうがんじは当然、

その痛みに耐えられる訳も無く、

年甲斐も無く、叫んでしまいましたさ。

まぁ、先生達もその辺は慣れているらしく、

「ごめんね。痛いよね。でももうちょっとだから頑張ってね。」

と、優しく声をかけて下さいます。

でもね、


「すげぇー痛いんだよっ!!」


そんなこんなで地獄の様な、大腸カメラが終わりました。

沈静剤が効いているのか、痛みにのたうちまわったせいなのか、

憔悴しきっている中、検査の結果説明が有りました。

開口一番、さわやかな笑顔で、

「痛かったよね。ごめんね。先生ちょっと、小腸の入口まで頑張っちゃった」

「!!∑(゚Д゚)」


おいおい、ちょっと待て?

検査は大腸だけじゃないのか?

小腸の入口???

どこまで、カメラ入ってんだよっ!!


普通、大腸カメラはそんなとこまでは入れません。

が、先生曰く、

「何かがおかしいっ!」

と思ったそうです。

こっちは死にそうな思いだったのに・・・。

おかげで、小腸の炎症が見つかりましたけどもね。

それ以外は、とてもキレイな大腸だったそうです。

大腸の中の写真見せられながら、色々説明されて、

おまけに、大腸の中から見た盲腸の手術痕も見せてくれました。

どこまで写真撮ってんだよ。先生・・・・。ガクリ


散々な一日でしたが、

内視鏡室で鎮静剤が完全に覚めるのを待っていた時ふと、

「そういえば、ケツにカメラ入れたよな・・・

(BLの)受けってこんな気持ちなのかしら・・・。」と。


次回からは、

受けの気持ちになってマンガが読めそうです。(←オイオイ)