本日→令和元年10月14日は「体育の日」

 

 ながらに、さんざ各所で猛威を振るった台風19号の置き土産か、一気に冷え込みました。

 炬燵が欲しい、とまでではないものの、せめても小型の電気ストーブくらいは、と。

 

 そう、思えばこの連休が明けて主任も、残業予定の15日と翌日を過ごし、

17日からの試練、を丸々費やしたらたちまち月末。否が応でもより冬に近しくなります。

 

 そんな風に考えたら、同じ肌寒いのでも楽しく過ごせるのが一番。

 ということで今回は、寒いからこそ心に響く一曲、ご紹介に上がりたく思います。

 

 

令和元年10月現在、BS11では二度目の再放送のなされている

TVアニメ「ゆるキャン△」

 

 従来は所謂「山男」連中の渋い娯楽、といったアウトドアライフを、キュートな女子高生も嗜む世界観としてクローズアップ、2018年に大ブレイクを果たした本作は、様々な市場への大きな影響を来たし、原作コミックの売れ行きも上々。来年…2020年新春には二期も放送予定。

 再放送という類も二度三度、となされる(間隔的なベクトル量もありましょうが)といい加減うんざりする嫌いがあるものですが、不思議にこの作品、そういった腹立たしさもマンネリズムも感じさせません。

 それは近年、アニメが深夜層のモノ、というシチュが定着してより、過激な暴力やお色気描写の増しつつある中、可愛らしいキャラ陣によってどこまでもアットホームでハートフルに造り込まれた結果が高評価を受けているのが最大の理由と言えましょう。

 もちろん、リアルな残酷描写や官能性の高いベクトルの作品群を全否定するわけではありませんが、少なくとも本作については(二次製作などは別として)平々凡々でありつつ、安心して視聴できる世界観が最大の武器になっているのです。

 

 それは映像を更に効果的に際立たせる音楽面、特に主題歌においても例外に非ず。

 OPも良作なのですが、今回は5pb.ブランドよりリリースされた

若き天才シンガーソングライター佐々木恵梨氏によるED「ふゆびより」

をクローズアップいたします。

 

 

 作詞&作曲を佐々木さんご自身が手掛けられ、編曲を「映写音楽家」中村ヒロ氏がフォローされた「ふゆびより」は、冬のソロキャンを愛する女の子が仲間との出会いで次第に移り行く心境を穏やかに、ハートフルに歌い上げた名曲。

 佐々木さんにとっては、2018年1月に三枚目のリリースと相成ったシングルCDです。

 

 そもそもが「ゆるキャン△」は、孤高の女子高生キャンパーである主人公・志摩リンが、今一人の主人公である各務原なでしことの奇妙な邂逅を経て仲間も増える中、相変わらず距離を置いて自身のスタイルを貫くも、回を重ねるにつれて共同戦線にも応じてゆく模様をやんわりと、時にコミカルに著してゆくストーリー。

 そういった前知識を全く知らずただただ「ゆるいキャンプ」というイメージから佐々木氏がデモを作成、スタッフに送ったところ、そのまま採用されたそうで、彼女自身の天才シンガーソングライターの芳名をほしいままにするエピソードとなっています。

 

 明るく可愛らしいイメージを強調したOP「SHINY DAYS」とは対照的で、中村さんの穏やかで優しいギターがあいまった佐々木さんのボーカルは、どこか懐かしくホロリとさせられるちょっと大人っぽい流れ。毎回のエピソードのシメを飾るEDには正にぴったりです。

 

 

カップリングナンバーは、作・編曲に代わって坂本秀一氏が参加された「YURUSU」と、

作詞・曲とも佐々木氏と中村氏のローマ字表記での共同戦線「Time To Wake Up」の2曲。

 

 透明感に満ち満ちたメロディが美しい前者は、朝に弱い女の子の

ちょっとアンニュイな気分を著した、眠たげな流れが心地よいナンバー。

 全編英語でマイナーコードが穏やかな後者は、矢張り物憂げな朝のイメージながら、

主人公には最愛の伴侶が存在している、唯一恋愛色の盛り込まれた変化球。

 

 総じて全3曲になる豪華な構成には、更に銘々のカラオケが同封され、

通常版は定価1500円(税抜き価格・リリース当時)のお得な一枚に仕上がっています。

 

 

さて、来年新春公開予定のアニメ二期に加え、劇場版も目下製作中の「ゆるキャン△」

 

 舞台ご当地の山梨県方面でも様々なイベントが開催されていますが、マニアの街・秋葉原でも色々商品展開がなされており、本編第一話を彷彿とさせるオリジナルのカレーヌードルなど食品系のお土産の類も各店舗先にわんさと並んでいます。

 

 上のスチールは去る9月15日、主任がラジオ会館1階のギフトショップ・ザ・アキバさんで家族へのお土産に購入したクッキー。一枚一枚に本編ヒロインがプリントされたキュートで、もちろん味も良い一品に仕上がっています。

 

これから先の興行も上々に運んでくれること、大いに期待していきたいですね(*^-^*)