
いやはや、焦りましたww
最近、マウスオン広告の迷惑度が一層顕著だったので、今朝がた某アンチ広告ソフトをインストールして、しばらくほっとしていたのですが、その後に返コメや記事のUPが出来ない体たらくに。
泣く泣くアンインストールしたら元に戻ったのですが、世の中中々うまくいかないですねえ。
これも全ては迷惑広告、特にマウスオン広告の所為!
Yahoo!さん、気持ちはわからないじゃないですが、もう少し我々のこと考えてくださいよね
さておき、元に戻ったことだし本題に移りましょう。
最近、時代劇専門チャンネルにハマってます。
「変身忍者嵐」に引き続いて現在「快傑ライオン丸」が首尾よく放送され、更に10月より(一回2話分から1話になってしまうのが痛いけれど)「風雲ライオン丸」の再々放送が決定したのもありますが、元々が時代劇そのものが好きなカテゴリなので時にBS11やアニマックスなんかにぶつかることもしばしば。
とは言えいちいち録画していたらキリがないので、普通にリアルタイムで視聴しながら入用を片づける、ってケースも少なくないです。
そんな一連の中には、リメイクを繰り返してロングランに至っている傑作&秀作も目白押し。
今回はそんな一連よりクローズアップした類の主題歌について語らって参ります。

♪気前がよくて二枚目で、ちょいとやくざな遠山桜ww♪
コメディアン寄りのフォークソンググループ親分&子分ズのおどけた、かつ楽しく軽妙なOP主題歌で名高い「やくざ奉行」こと遠山金四郎景元公の大活躍を描いて人気を博した「遠山の金さん捕物帳」が産声を上げたのは1970年7月。
それ以前にも故・片岡千恵蔵氏主演の東映映画シリーズ、TV作品はNHKやフジテレビ、日本テレビでも製作、放映されて親しまれていましたが、昨年亡くなった四代目中村梅之助氏が文字通りのべらんめえ口調で快演された東映製作にしてテレビ朝日系でリリースの当作は3年にわたるロングランに。
以降も不定期的に、市川段四郎氏や橋幸夫氏、ED主題歌「すきま風」が話題になった杉良太郎氏や今年の1月に惜しまれつつも天界へ旅立たれた松方弘樹氏、最新版では「暴れん坊将軍」のイメージから脱出を図られた松平健氏も僅か9回ながら好演され、タイトルも「遠山の金さん」を軸として変遷。
ことにパイオニアとなった中村さんは、以前当ブログで矢張り主題歌について取り上げさせて頂いた東映ならぬ国際放映社での、金さんのそっくりさんが主役で、かつオリジナルの金さんと一人二役を務められた「そば屋梅吉捕物帳」という変化球にも参戦、マニアックなファン層を確固とさせられています。
時代劇にご興味のある皆さんも銘々、世代や嗜好としてのシリーズ、もとい金さんは千差万別で胸に抱かれていることでしょう。
時間帯を変更しつつも、4年のロングランで全198話が放送された当シリーズは、主任的には直撃世代にして、最も親しんできた一作だっただけに、もうひとつ人気に欠けることを知った時にはややショックでした。
そして、そのED主題歌として、五木ひろし氏がボーカルを執られたのが、
徳間レコード社よりリリースされていた「流れのままに」だったのです。

作詞に加山雄三氏の「湯沢旅情」なども担当された安麻呂先生、作曲は五木さんご本人、そして編曲を「すきま風」でも手掛けられていた京建輔先生が執られた「流れのままに」は、恵まれない境遇の一女性に対して保護者的な愛を傾ける男性の優しさを歌い上げたフォークソング寄りの演歌。
番組本編では渡し舟の波止場や、祭りに乗じる高橋さん演ずる金さんのいなせな姿がオーバーラップ、ちょっとお洒落な大人のムードを醸しています。
B面のカップリングナンバーは、作詞に矢張り五木さんの名ナンバーとして知られる「倖せさがして」なども扱われていたたかたかし先生、作曲には「折鶴」の項でも触れさせて頂いている浜圭介先生、編曲を同じく京先生が手掛けられた
「夢見びと」
辛い日々の連続に耐えながら、いつか幸せが訪れることをひたすら信じて旅を続けるさすらい人の心情を綴ったしっとり感溢れる演歌で、五木ナンバーの骨頂ともいえる切なく、そして優しさに満ち満ちた名曲。
ジャケットには番組本編の挿入歌としてクレジットされていますが、詳細は現時点一切不明です。

高橋さん主演の「遠山の金さん」は、前後を振り返って見比べても、抜きんでてサスペンスカラーが強く、時代劇というよりもやや刑事ドラマ寄りの感の異色作。
先日亡くなった平尾昌晃先生が劇伴を担当されていたこともあり、さながら必殺シリーズの様な緊迫感がたゆたい、そこに樹木希林氏や故・宮尾すすむ氏らのコミカルな演出の絡んであいまったミスマッチ性が生じて、絶妙な温度差の面白さを保っていたのですが、それが却って「正統派」を重んじるマニアには「もどき」として認めがたい一作と解釈されているようです。
主任個人としては、バトルシーンにおいて飽くまで町人を装っている金さんが刀を使わずしての殺陣として、「手ぬぐいアクション」という高橋さん自らが編み出された演出なども含め、毎週木曜日の20時が楽しみで仕方なかったのですが。
ともあれ、件の時専では「歴代金さん」として、多くのマニアが認識するところである中村さんの一作を初め、不定期ながらに高橋さんのそれもプログラムに組み込まれ、ふとチャンネルを合わせた時にあの軽快なOPが流れて来るや、それまでやっていたことを放り出して見入ってしまう体たらく。
同時に高橋さんに至っては、この先々も我々ファンの胸のすくようなご活躍を引き続き展開され、いつまでも我々のヒーローであり続けて頂きたく、期待していきたいと思う次第です。
