ロンドン五輪バレーボール世界最終予選兼アジア予選は今日から男子が開幕。

オーストラリアとベネズエラの一戦で幕を開け、プエルトリコ×中国、アジア勢の潰しあいとなる韓国×イラン、そして日本×セルビア戦という流れで今日は進んでいきます。


日本の初戦の相手はセルビア。
昨年のWCバレーではフルセットの激闘の末敗れ、先月、浜松で行われたワールドリーグでもフルセットで屈している相手。
セルビアの象徴だったイバン・ミリュコビッチは代表を引退したけど、それでもワールドリーグで途中出場ながら日本を苦しめたアタナシエビッチがいたりするのでやはり厄介ではある。

更にセルビアはワールドリーグ後もずっと浜松で調整してたそうなので、時差ボケの心配も全く無く、万全の体勢でOQTに臨める。


正直今の全日本男子には4年前のような「負けても可能性を感じる」ようなチームではない。グラチャンで銅メダルを取って以降、成績は下降線をたどっている。且つ負け試合にも可能性を感じなくなった。
更には植田監督と越川優の確執があったりと(去年のWCに続き越川は招集から漏れています)、この4年で負の要素が重なり続けた。

今回もエースの清水が大会3カ月前に骨折し、手術して大会に何とか間に合わせたという病み上がりの状態。実質オポジットがベテランの山本隆弘一人だけという苦しい状況。

そういった負の連鎖を払拭するにはとにかく勝つ。攻め勝つ事だ。


4年前、全日本男子が16年ぶりの五輪出場を決めた瞬間を会場で見た自分としては、負の連鎖が重なっている現状であろうが、もう植田体制の全日本男子を見限る事は出来ない。

だから五輪の舞台に再び立つ為に、何とかセルビアに攻め勝って勢いをつけて欲しいところだ。


男子バレーOQT開幕戦、日本×セルビア戦の模様は、19時より、つくばユナイテッドSun Gaia選手兼監督の加藤陽一さんの解説、竹下陽平アナウンサーの実況で東京体育館から完全生中継で放送されますのでお楽しみに!

ワタシも会場で観戦します。