2010 FIFA WORLD CUP SOUTH AFRICAもいよいよ明日からクォーターファイナル(準々決勝)に突入。


クォーターファイナル4試合はこんな対戦になります。



オランダVSブラジル


両国のWCでの対戦は98年フランスWCのセミファイナル以来。


当時の対戦は1-1のまま120分間では決着が着かずPK戦に突入。


全員成功したブラジルに対し、オランダはコクーとフランク・デ・ブールがPKを失敗しブラジルが決勝進出を果たした。


どちらも今大会無敗ではあるが、正直組織力でブラジルに分がある印象。


なかなかオランダの勝つイメージが湧かない。


ブラジルを攻略する一つのカギはロッベンか。


ブラジルの右サイド、マイコンとダニエウ・アウベスが上がったスペースをオランダの左サイド、ロッベンが突けば可能性はあるはず。


ただあのドゥンガ率いるブラジルがロッベン対策を敷かない筈がないんで、時間が経てば経つほどブラジルのゲームになっていくんじゃないかなぁ・・・。



ウルグアイVSガーナ


南米屈指の守備力を誇るウルグアイと唯一のアフリカ勢ガーナの対戦。


ラウンド16のアメリカ戦でようやく流れの中で2ゴールを挙げたガーナだが、さすがに鉄壁の守備力を誇るウルグアイ相手にゴールを陥れるのは至難の業か。


組織で上回るウルグアイが手堅くセミファイナル進出か。



アルゼンチンVSドイツ


今大会メッシを中心に攻撃陣が絶好調のアルゼンチンと、イングランドを高精度のカウンター4発で蹴散らしたドイツの対戦。


両国は前回のドイツWC、同じクォーターファイナルで対戦。


120分で決着が着かずPK戦に突入し、ドイツが4-2でPK戦を制した形だった。


アルゼンチンにとってはカウンターの精度が高いドイツは相手にしたくなかったろうなぁ・・・。


メッシ、イグアイン、テベス、ディ・マリアといった好調の攻撃陣がドイツを打ち砕くか!?


しかし彼らを「上手く利用され」るような展開になると、ドイツが圧巻のパフォーマンスを見せる可能性も・・・。



パラグアイVSスペイン


日本をPK戦の末下したパラグアイと、イニエスタ→シャビ→ビジャの一足早いバルサのホットライン一発でポルトガルを退けたスペインが対戦。


両国のWCでの対戦は98年フランスWCのグループステージ第2戦以来。


その時はスコアレスドローで終了。


第1戦でナイジェリアに敗れたスペインはパラグアイ戦のドローでグループリーグ突破が難しくなった形となった。


しかし当時のスペインとは全然サッカーの質も何もかも違う訳で、しかも当時は現バルサの指揮官であるペップことグアルディオラが怪我で代表を辞退していたのに対し、今回はシャビ、イニエスタといったチームのリズムを作れる選手が2人もいるんで、彼らが高いパフォーマンスを披露すれば、まず負ける相手ではない。


ただパラグアイもカウンターの上手いチームなんで、今大会のスペイン戦や去年のコンフェデのアメリカ戦のようなカウンター一発で敗れるなんて事のないようにして欲しい。


まあパラグアイがあれだけ日本に点数を許さなかったのに、スペイン相手だとガタガタっと点取られました・・・なんて事になると日本にとってはさらに世界との差を感じてしまう事にはなるが・・・。