という訳で、先程速報的に記事をアップしましたが、インテルが2-0でバイエルン・ミュンヘンを下し、45シーズンぶり3回目のビッグイヤー獲得を達成しました。
試合は前半35分、インテルのGKジュリオ・セーザルのフィードをCFのディエゴ・ミリートが頭で落とし、落としたボールを中盤のスナイデルが受け、ミリートへスルーパスし、ミリートがゴールゲットというシンプルな形でインテル先制。
更に後半25分にはエトーのハーフウェア付近からのパスを受けたミリートがドリブルで持ち込み、ペナルティエリア内で、マークに付いていたファン・ブイテンを振り切って2ゴール目。
あとはバイエルンの猛攻をキッチリと守りきって歓喜の瞬間を迎えた形になった。
まあ、いずれの得点シーンでも言える事なんだけれども、インテルは攻撃に関してはシンプル過ぎるほどにシンプルだったなと。
ミリートの2ゴール、どちらも少ない人数でゴールに迫って且つ得点を挙げてる訳だし。
あと、スナイデルがゴールに迫ったシーンもあったけど、あれもミリートとスナイデルだけでゴールに迫ってるわけだから、攻撃面に関して、少ないパス本数でゴールに迫ったインテルは非常に効率的だったと思う。
そして、得点を奪った後、特に2点目を取った後は徹底してリスクをかけずに守備に徹しましたね。
やっぱり、イタリアのチームが「守りきる」という意識を明確にさせはじめたら、なかなか崩すのは難しい。
しかもインテルってピッチ上に、後半ロスタイムにマテラッツィが入るまで
イタリア人が一人もいなかった
という・・・(この辺が物議を醸しそうな・・・)。
そういうメンバー構成でありながらも、一般的に抱いているイタリアのサッカースタイルをそのまま表現して勝ちきってしまうあたりが、強かだなという印象でしたね。
一方のバイエルンは1点奪われてから、ボールが中に入るシーンが少なくなってしまった印象。
仕掛けもなかなか切り込めず。
頼みの綱のロッベンも前半から後半23分までは相手の左サイドバックのキブのマンマークに封じられ、後半23分以降は、ボランチから左サイドバックにポジションを移した、インテルの誇り高き主将サネッティのマンマークに封じられ、殆ど何も出来ずに終わってしまった。
まあバイエルンファンからすれば
「もしリベリがいたら・・・」
と思う人もいたとは思うが、あれだけ徹底して固められたら、リベリがいても厳しいんじゃないかな・・・。
そもそも
サッカーに「たられば」など有り得ない訳
だから、リベリ不在を悔やんでもしょうがない。
今日はインテルの強さが際立った
それだけの事でしょう。
とにかく45シーズンぶりの栄冠を手に、セリエA、コッパ・イタリア、CLの三冠を達成したしたインテル。
指揮官のモウリーニョにとっては03-04シーズン、ポルトの監督時代にビッグイヤーを獲得して以来6シーズンぶりのビッグイヤー(試合終了のホイッスル前に、敵将ファン・ハールに握手しに相手ベンチに向かったシーンは物議を醸しそう・・・)。
そして2点目の起点になったエトーにとっては昨シーズン、バルサでビッグイヤーを獲得した訳だから、連覇という形になる(もし得点を挙げていたら2シーズン連続CL決勝ゴールだった)。
今回は素直に、インテルのビッグイヤー獲得を称えましょう!!
そして、世界はいよいよ、ワールドカップモード突入です!!