おはようございます、アムベース教室 講師の佐々木です
では昨日続きです、よろしくお願いします
「イコライザーってそもそもなに?」
鳴っている音の低音、中音、高音などの特定の周波数帯域を別々に調節できる機能です
結果的に音質を変化させることができます
音声信号が様々な機器を経由していく中で、元々は「均一化(equalize)」するものなのですが、今では積極的な音作りで使用されています
ベースアンプにその機能が多いのは、より倍音を多く含んでる音をいじることが多いからです
細かいところまで音を調整することで様々な状況に対応することができます
「イコライジングとは」
ベースからアンプへ→ゲインで入力信号レベルを上げ→イコライザーで補正し→ボリュームで音量を操作する事です
一番の基本ですがゲインとボリュームの違いをしっかり理解しましょう
そして、一度自分の奏でた音はイコライザーを通過している事を再度しっかり意識しましょう
「パラメトリックイコライザー」
軸となる周波数、変動させる帯域幅を指定し増幅したり減衰したりするものです
アンプツマミで言うとTREBLE(高域)、MIDDLE(中域)、BASS(低域)のことです
補正というより、積極的な音作りの際にはこちらを使う場合が多いです。
軸となる周波数は「フリケンシー(Frequency)」、帯域幅は「Q」と呼ばれます
これは各メーカー・型番のベースアンプによって違い、可変のものもあれば、固定の場合もあります
使用方法は大きく分けて以下の2種類
1、特定の周波数域だけを増幅または減衰させる→ピーキング・タイプと呼ばれます
2、特定の周波数より高い、もしくは低い帯域を全て増幅または減衰させる→シェルビング・タイプと呼ばれます(LOW PASS、HIGH PASSと明記してることもあります)
こちらはベース自体の音作りというより、アンプ全体の音作りの補正に使われることが多いです
周波数帯域が明記されていることがほとんどで、これらを上げ下げすることで以下のように変化します
・2.5kHz~10KHz 音の輪郭やベースをピッキングをしたときのアタック感の変化
・400Hz~800Hz ベース音の芯の変化
・100Hz~250Hz ベース音の低音の変化
・50Hz~120Hz ベース音の太さ、深さ、サスティーンな部分の変化
・40Hz以下 音と言うよりは振動
基本的にブーストするというより、余分に鳴っている部分をカットするといった補正で使いましょう
ネットや本で機材の知識を得るより一度触れてみましょう
バンドマンにとってトラブルは付き物です
臨機応変の対応能力を付ける為にもやはり色々触れると言うのは大切ではないかと思います
よく言われますがやはり経験を得るには「百聞は一見にしかず」ですよ
最後に、バンド全体で音作りを共有しましょう
曲のアレンジ、グルーヴなどを共有しているバンドは多いようですが音作りを共有しているバンドは少ない様です
自分はどんなつもりで音を作っているか、またメンバーはどんな考えで音を作っているか一度話しを聞いみましょう
きっとバンドサウンドが良くなると思いますよ
この他まだまだ様々な音作りや耳の鍛え方なども教えております
興味がございましたら一度こちらからご連絡ください