第五十六回 法隆寺に見る贅沢な仕様 | ユージーのブログ

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     法隆寺に見る贅沢な仕様

 

 

          諸徳宗総本山

 

中門東回廊より金堂正面を写したものです。

国宝指定(平成5年世界遺産)

 

左手には『五重塔』

奥には『講堂』

手前左には『中門』『一塔一金堂式加藍』

 

 

 

金堂正面の大扉

上部には格子があります。

 

 

少し引いたアングル写真です。

一般の木製建具との違いが判りますか?

扉が1本の木から作られているのです。

 

 

格子部を上から見下ろしたものです。

格子の付け根に注目!

1枚の板から削り出されていることが判ります。

 

 

 

法隆寺の回廊部分に設けられている『格子』です。

回廊には、加工された角材が掘込みに合わせて

組み込まれています。

 

 

 

 

 

【 編集後記 】

 

 奈良法隆寺は、修学旅行で1度は行ったことがある。

そんな郷愁にも似た何処か懐かしいイメージをお持ちではないでしょうか?或いは『世界最古の木造建築』として、皆さんもよくご存じだと思います。

 世界遺産、国宝等々多くの指定を受けていますが、今回はその中でも特に『国宝・金堂』に見る『超贅沢』な仕事をご紹介します。

 

 2枚目に掲載した『金堂正面扉』の写真を見てください。

『格子』にご注目ください。そもそも、この両開きの扉は1枚仕上げです。つまりこの扉は、1本の木からとった「1枚板」からしか作ることができません。それだけではないのです。『格子部』の写真を見てください。

なんと、1枚の木から各格子を削り出しているのです。

 

 因みに,5枚目に回廊部分の格子の写真を掲載していますので、比較してみてください。

 

 

写真・文責  児玉 博文

 

 

 

 

 

 

 

 

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