皆さま

いかがお過ごしでしょうか

 

2024年1月1日

新年が明けて

一歩前に進んでいこうと

新年最初のブログ

なにがいいかな~と

ワクワクしていた時

 

無情にも

流れてきたネットのニュース

 

我が家は

被災地から遠く離れていて

全く揺れは感じませんでした

 

ニュースや速報をみるたび

心が苦しくなる

 

だけど

 

今もわたしは

好きなご飯を食べて

仕事仲間と大笑いし

いつもと変わらぬ暖かい部屋で

休日をむかえている

 

そんなわたしが何を書くんだろう

 

どんなに丁寧に言葉を選んだとしても

どこか罪悪感のような

ざわざわした感情がわいてきて

ブログを更新できなかった

 

だから

今の正直な気持ちを書こうとおもう

読む方によって

不快な思いをさせてしまったとしたら

本当にごめんなさい

 

実は年末

前から

たまにある朝のインスピレーション

 

『すずめの戸締まり』

 

その日は仕事だったし

休みの日も他にしなきゃいけないこともあったし

ちょっとなんで今?まさかという気持ちもよぎった

 

すぐに忘れることもよくあるんだけど

その日は一日終わっても

どうしても頭から消えなかった

 

この映画

公開直後に観に行った

私は新海誠作品が大好きだ

(『君の名は』も『天気の子』も観に行った

またほかの作品もブログかけたらな~と思う)

 

この物語はご存知の方も多いと思うが

東日本大震災を題材にしている

 

作品の真意をわたしは語れないので詳しくはこちら↓

 

地震をただの自然現象や

恐怖や不安だけの悪とはとらえず

人々の念や想い

それを静めるための希望や祈り

そして犠牲

 

『すずめの戸締まり』

を観てから

地震といううものの

捉え方がずいぶん変わっていた

 

それだけに

気軽に観ることをためらったけど

どうしても観なきゃいけない気がして

再び観ることにした

だけど

その時はなんとなく

ブログに書くことはしなかった

 

そして新年最初のブログ

まさか

 

『すずめの戸締り』

 

を書くことになるとは思わなかった

扉の向こうには、

すべての時間があった―

九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、「扉を探してるんだ」という旅の青年・草太に出会う。
彼の後を追って迷い込んだ山中の廃墟で見つけたのは、ぽつんとたたずむ古ぼけた扉。なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ばすが…。

扉の向こう側からは災いが訪れてしまうため、草太は扉を閉めて鍵をかける“閉じ師”として旅を続けているという。
すると、二人の前に突如、謎の猫・ダイジンが現れる。「すずめ すき」「おまえは じゃま」ダイジンがしゃべり出した次の瞬間、草太はなんと、椅子に姿を変えられてしまう―!それはすずめが幼い頃に使っていた、脚が1本欠けた小さな椅子。逃げるダイジンを捕まえようと3本脚の椅子の姿で走り出した草太を、すずめは慌てて追いかける。やがて、日本各地で次々に開き始める扉。不思議な扉と小さな猫に導かれ、九州、四国、関西、そして東京と、日本列島を巻き込んでいくすずめの”戸締まりの旅”。
旅先での出会いに助けられながら辿りついたその場所で
すずめを待っていたのは、
忘れられてしまったある真実だった。

 

 

日本各地の廃墟を舞台に、
災いの元となる”扉”を閉めていく少女・すずめの解放と成長を描く現代の冒険物語だ。

引用元:映画『すずめの戸締まり』公式サイト

 

最初見た時にはわからなかった

『解放』

というこの言葉の意味

 

二匹の蝶と

4歳のときの震災のトラウマ

後ろ戸とそこにあったはずの日常

交わされていたはずの言葉

 

常世(とこよ)とは

死者の世界ではなく

潜在意識の中なのでは

 

記憶を黒塗りにすることでしか

前に進むことができなかったすずめ

 

あの日のまま

心はずっと閉じ込めたまま

大人になってしまった

だけど

今も4歳のすずめは絶望の中

お母さんを探しつづけている

すずめ自身も気づかないまま

そこからずっと動けずに泣いてる

 

4歳のすずめを助けてあげられるのは

ひたむきに生きている

今のすずめしかいない

自分の傷を癒すことができるのは

今の自分だけだから

 

泣きじゃくる4歳のすずめに

すずめが語りかけるんです

 

「あのね、すずめ。今はどんなに悲しくてもね、すずめはこの先、ちゃんと大きくなるの。だから心配しないで。未来なんて怖くない! あなたはこれからも誰かを大好きになるし、あなたを大好きになってくれる誰かとも、たくさん出会う。 今は真っ暗闇に思えるかもしれないけれど、いつか必ず朝が来る。あなたは光の中で大人になっていく。かならずそうなるの。それはちゃんと決まっていることなの。」 

 

「私はね、すずめの明日。」

 

引用元:https://www.amazon.co.jp/

 

 

 

映画終盤

震災の日の朝

たくさんの人が

言葉を交わしている回想シーン

 

「行ってらっしゃい。」

「行ってきます。」

 

それは

 

「ただいま。」

が言えなかった人達の

消えることのない記憶

 

何気ないありふれた言葉

ただ普通に「ただいま。」が言えることが

どんなに幸せであるか

ただ普通に「おかえり。」が聞けることが

どんなに尊いことであるか

 

人間は儚い

確かなことも一つもない

どれだけ頭でわかっていても

昨日が今日につながったように

今日が明日に続いていくと

どこかで信じている

 

命がかりそめだとは知っています

死は常に隣にあるともわかっています

それでも私たちは願ってしまう

いま一年

いま一日

いまもう一時だけでも

私たちは永らえたい

猛き大大神よ

どうかどうかお頼み申します

引用元:https://www.amazon.co.jp/

 

改めて

石川県能登地方で発生した地震により

犠牲になられた方々に

謹んでお悔やみ申し上げます

また、被災された皆さま、関係者の皆様に

心よりお見舞い申し上げます

行方不明者の早期発見と

被災者地域の復興を心よりお祈り申し上げます

また、被災者の救済と復興支援に

ご尽力されている方々に

心から敬意を表します