「宝物がゴミに。オタクの終活」
という記事があった。
マニアにとっては、貴重な資料であっても、家族にもその価値を認めてもらえず、本人が亡くなったら単なるゴミとして処理されてしまうものが多い、ということである。
そうした資料を保存する、公的な機関を作る必要があるだろう。
マニアが集めたものに、そんな価値があるのか、ということも言われるだろうが、必ず役に立つときがあるはず。
UFO研究においても、貴重な資料が散逸してしまうことが何度もあった。これからもそういうことがあるだろう。
そういうものを補完するのは、個人では困難である。
実際に公的機関に起草された例はある。日本空飛ぶ円盤研究会の荒井欣一氏の資料は、福島県飯野町にある、UFOの里、に保管されているが、残念ながら、ここには、それを専門的に扱える人がいない。
志水一夫氏の資料は明治大学図書館に起草されたが、10年以上たっても、整理、公開される見通しは立っていないようである。
この2人については、一応は準公的に保管されているとはいえ、活用されているかというと、ほど遠い。他の何人もの研究家の貴重な資料は、多くが散逸してしまった。
こうしたものを管理保管し、必要に応じて将来の研究に役立てることができるようにする、公的機関が必要と思うが、当然ながら、多くの分野の人の協力を得なければならず、場所や管理のための費用がばかにならない。何より、100年200年先でも保存されている必要がある。
現在構想中の 日本未来科学大学(仮) で、そういう資料館を作ることをアイデアに加えよう。