今までは 人のことのみ 思ひしに おれが死ぬとは こいつたまらん
という狂歌に倣えば、人のことと思っていた後期高齢者が自分のことになるとは?
組織人40年から自由の身となり、定年後10年、様々の学びを得た。
老後の課題を3K(金、体、家族)と考えていたが、後期高齢者となって少し課題が変化していることに気付いた。
3Kよりも「死」との向き合い方について考えておくことが大切で、そこから人生の過ごし方、家族・社会とのふれあい方が生まれるのではないか?と考えるようになった。
そして「禅」の考え方に近づいて来ている。
金や名誉や肩書きや家や車などの地位財よりも、自由や健康や愛情などの非地位財の方に課題を置くようになっている。
老後は非地位財を大切に考えるようになった後期高齢者である。