さて、大詰めです。
これまでの過剰な説明をフル動員して、セット使用後の挙動を再現してみましょう。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240309/16/ufo-777/9a/98/j/o0557066815410941814.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240309/16/ufo-777/3d/6c/j/o0558023315410941995.jpg?caw=800)
ポロリンのほうからいきましょう。
ベットキャンセルをしてベット数ひいては抽選確率が変わると別のパターンも出てくるでしょうが、F9枚ベットにおいては、設定1~4は必ずBIGが成立します。
設定5と6では、BIG、REG、コインのいずれかに当選するかハズレです。
役判定でBIGが成立し、7が揃った場合。
7が揃ったことで小役ゲームの音楽がスタートします。
各種パラメーターのプリセットも行われました。
ただ、ポロリンが成功したことで205B振分フラグが11になっています。
bit1が1だとボーナスゲーム中の扱いになるため、役判定は行われず、ボーナスゲームが進行するわけです。
以後はBIG進行の「E」から流れに乗ります。
小役ゲーム5プレイ→シフト(ジャックイン)→ボーナスゲーム→小役ゲーム、となりますが、3回目の小役ゲーム(実際には2回目でも、プログラム上では2回目のボーナスゲームを終えている、という認識なので3回目の扱いになる)では最終的に差枚数を見てシフトするので、通常のBIGと同じくらいの獲得枚数になります。
3回目のボーナスゲームが終わったらリセット処理をして、以後は通常プレイ。
役判定でREGが成立し、ドル袋が揃った場合。
ドル袋が揃ったことでボーナスゲームの音楽がスタートします。
205B振分フラグが11になっているので、ここではレギュラーボーナスではなくて、BIG中のボーナスゲームという扱いです。
レギュラーとして揃った時には2052ボーナス消化フラグは11のまま変化しませんが、ジャックインという扱いのためbit1を0にします。
兎カウンタのセットもできていますから、ボーナスゲーム終了後はBIG進行の「E」から流れに乗れます。
ただし、7が揃った時にのみ行われる差枚数カウンタのセットが行われていないので、「H」の後の小役ゲームでは、差枚数カウンタの位置によっては6プレイ目にシフトだったり通算消化回数25プレイ目にシフトだったりすることもあります。
いずれにしてもボーナスゲームを経てリセット処理まで行き、以後は通常プレイ。
コインが揃った場合。
205B振分フラグが11になっています。
bit1が1なので次プレイはボーナスゲームになります。ただし、音楽がスタートする契機を得ていないので、音無しです。
bit0が1なのでBIG中の扱いになりますが、上のようにBIG進行に乗れることも(稀に)ありますし、うまく乗れないことも(往々にして)あります。
うまく乗れないことが多いのは、兎カウンタをセットしていないからです。
兎は動かないので、多くの場合、亀は兎を置き去りにして一歩ずつ歩みを進めます。
音無しのボーナスゲームが終わると小役ゲームに戻った扱いとなりますが、3回目という扱いではないので亀が兎に追いつくまで小役ゲームのままです。
追いつけばシフト成立でBIG進行の「G」あたりに行けます。
追いつけない時は小役ゲームの30プレイ目を終えたらBIG進行の「L」でリセット処理。
何も揃わなかった場合。
何のフラグも立っていないハズレの時は、上のコインが揃った時と同じです。
BIGあるいはREGのフラグが立ったのに揃えられなかった時は、音無しのボーナスゲームを終えた次のプレイの役判定が小役ゲーム(シフト)になります。
ジャックイン→2回目のボーナスゲーム→小役ゲーム(シフト)で即ジャックイン→3回目のボーナスゲーム→リセット処理。
BIGが成立したのに揃わなかった時のみ、2053ボーナスフラグのbit0がクリアされないため、BIGフラグが残ります。BIGの1P連です。
ぃゃぃゃ、ちょっと待て。こんな挙動じゃなかったぞ。
そんな声が聞こえてきそうです。
挙動が変わる要因の1つは先に触れたように差枚数カウンタのセットが行われないことですが、他の要因として、ボーナスゲームの消化回数(と小役ゲームの通算消化回数)をゼロクリアするのが7が揃った時だけだから、ということも挙げられます。
例えば、設定変更後に一度でもBIGを消化した後にポロリンをすると、ボーナスゲームの消化回数は3のままだから、音無しボーナスゲームが終わったら、3回目以上のボーナスゲームだった扱いになり、リセット処理へ。
ボーナスゲームが1回だけなのでREGなのにリセット?と言われますが、実際にはBIG中なのにボーナスゲームが1回だけで終わった、なのです。
このように挙動が変わるのは4枚掛けにも起こり得ることです。
それでは4枚掛けにいきましょうか。
中段か下段に何かが揃う。あるいはボーナスが成立する。
これらの場合の挙動はどうなるでしょう。
下段に小役が揃った場合。
205B振分フラグが10になるので、次プレイはボーナスゲームです。BIG中の扱いではありません。
音楽がスタートする契機がないから音無し。
終了後は通常プレイへ。
下段にドル袋が揃った場合。
普通にREGボーナス。
下段に7が揃った場合。
205B振分フラグが11になるので、次プレイはボーナスゲームです。
小役ゲームの音楽がスタートしています。
BIG進行の「E」から流れに乗ります。
リセット後通常プレイへ。
中段に小役が揃った場合。
205B振分フラグが01になるので、次プレイは小役ゲーム(判定)です。
音楽がスタートする契機がないから音無し。
兎と亀の両カウンタ次第でシフトが成立したりしなかったり。しない時は小役ゲームのままリセット。
小役ゲームの回数は設定変更後にBIGを消化したことがあるかによって変わりますし、通算消化回数によっても変わります。
リセット後は通常プレイへ。
中段にドル袋が揃った場合。
205B振分フラグが11になるので、次プレイはボーナスゲームです。
ボーナスゲームの音楽がスタートしています。
終了後は小役ゲーム(シフト)→ジャックイン→ボーナスゲーム→小役ゲーム(シフト)→ジャックイン→ボーナスゲーム→リセット。
通常プレイへ。
中段に7が揃った場合。
普通にBIGボーナス。
REGが成立してドル袋が揃わなかった場合。
205B振分フラグが10になるので、次プレイはボーナスゲームです。
音楽がスタートする契機がないから音無し。
終了後は通常プレイへ。
中段・下段以外にドル袋が揃った場合。
普通にREGボーナス。
BIGが成立して7が揃わなかった場合。
205B振分フラグが01になるので、次プレイは小役ゲーム(シフト)です。
音楽がスタートする契機がないから音無し。
その後の展開は、ジャックイン→ボーナスゲーム→小役ゲーム(シフト)→ジャックイン→ボーナスゲーム→小役ゲーム(シフト)→ジャックイン→ボーナスゲーム→リセット。
リセットでは2053ボーナスフラグのbit0がクリアされないため、BIGフラグが残ります。BIGの1P連です。
中段・下段以外に7が揃った場合。
普通にBIGボーナス。
これで全てのケースを網羅できたわけではありませんが、ある程度のパターンを提示することはできたかと思います。
駆け足でお伝えしたので、どこかしらうっかりはあるかもしれません。
あるいは述べておくべき何かが抜けてるとかもあるかもしれません。
気付いたらこっそり直しておきますが、指摘してもらっても全然大丈夫です。
さてさて。
リノの解析記事はこれにて終了です。
いかがでしたか。
なんかわかりにくい、という声が聞こえてきそうw
でも解析記事には個人的な備忘録の意味合いもあるのでご容赦を。
あれこれ解析してると色々とごっちゃになるのでね。
それにしても。。。疲れたw
【終わり】