察ヲタが見た中毒事故と再ポポ長文とMC日野原院長おめでとう★ | BUSTA KRUPPIN'

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‪独立攻性実力主義。‬

24日からBSフジで「救命病棟24時」のシーズン4が始まりました




初回放送で発症した集団食中毒と思われる症状は




成分分析の結果 飲料水に混入された重金属のカドミウムによる集団毒物中毒と 作中で描かれてました





やっぱり察ヲタ目線で 和歌山ヒ素カレー事件を思い出しました






奇しくも 最近では各地で毒キノコによる中毒事故が起きています



都内で誤って販売されたニガクリタケは潜伏期間が長く 早い人で10時間


遅い人で約2日後から悪寒や下痢が始まる


酷い下痢が約1日続くが その症状が落ち着いた翌日には肝機能がボロボロにされ 苦しみにのたうち回った末に高い致死率で亡くなる

さらに福井などで中毒の原因になったヒトヨタケは
普通に食べる分には問題は無いけど 同時期に飲酒すると

アルコールと反応して吐き気や嘔吐 不整脈 胸の痛み 首や顔に紅潮が出る

更にこれは 食べてから2~3日後の飲酒でも中毒症状を起こし コーヒーなどでも体調不慮を訴えるため

無理に食さない方がいい。


(和田宏氏 著 「図解 猛毒植物マニュアル」)




見た目が毒々しいばかりが
毒キノコじゃなく


一見美味しそうな見た目の毒キノコもあるので



専門的な知識無しに キノコ採りなどはしない方がいいですね・・・


(´・ω・)






ドラマで描かれていた 集団中毒

患者が大量搬送されてきた病院では 中毒の進行度合いに合わせたトリアージもされてました





トリアージとは…



多数傷病者発生事故や災害医療の現場で医療資源と医療バランスを保つため


多数の傷病者を重症度と緊急性で分別し治療の優先度を決定すること。



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(高野洋 原作 「Dr.DMAT 瓦礫の下のヒポクラテス」)

↑これ災害医療についての細かい措置実例が描かれてて勉強になります!





あ、以前コジは

このDMATについて 記事書いてました ので


再ポポw








>ポポポポ~~~~~ン!!!!!!
2011/03/21 00:21



全国の都道府県にはそれぞれ災害医療支援チーム(DMAT)があります




そのチームを統括する『メディカルコマンダー』と呼ばれる医師は




東京医科大の高度救急救命センターなどでの研修を経て厚生労働省認可を受けたDMATの医師たちの中でも




より高度な現場判断を行い包括的に統括管理をして




実際の災害現場にて現地合同指揮本部等で被災地の医療の指揮統制を行います







今回の東北太平洋沖地震では上記の各地方DMATと共に



社団法人日本集団災害医学会(JADM)に所属する災害地医療のエキスパートたちが現地入りしていることが確認できました




がしかし、実際には被災地全域での大規模な医療活動が展開できているとは言い難い状況です









で…通常の救急救命などの迅速性が重要な医療と




被災地などの災害現場での医療とでは何が違うのか?






1つに『Confined space medicine(閉鎖空間での医療)』があります




これは倒壊した建物などに閉じ込められた生存者に対して



救出活動を開始すると同時に 瓦礫の中から医療活動を開始して行くという体制で



現在世界的に災害医学の分野から普及してきている考え方です







今回のような地震などの自然災害で瓦礫(がれき)が発生しそれによる死者が多数出てしまう場合には




瓦礫災害(Collapsed Structure Disastar)とも呼ばれます




この瓦礫災害時には




骨折 裂傷 多発外傷 頭部外傷 低体温 脱水



さらに

救出活動時などに発生する浮遊ダストによる気道障害も忘れられがちです








阪神淡路大震災の時に死者が多数出た案件として注目されたのが
『クラッシュ症候群』で




倒壊した建物などの瓦礫の下敷きになると 長時間 筋肉が圧迫され 筋肉組織が障害や壊死を起こし急性腎不全や心停止を引き起こす挫滅症候群(クラッシュ シンドローム)や腕や脚の筋肉組織に障害が出るコンパートメント シンドロームなどの「クラッシュ障害」にかかる




被災して約4時間 筋肉組織が圧迫を受けているとDMATなどはクラッシュ障害にかかっていると判断し




救出する前に 輸液 駆血帯(注射時に血流を止めるゴムバンドなど)を掛けてから救出する




それをしないで救出すると 生存者の筋肉組織にかかっていた圧迫が急速に解かれ 血液の再灌流(注ぎ流れ)が生じ ショック死を引き起こす可能性が高く



場合によってクラッシュ症候群だけでも死に至る時もあります








もちろん 通常の救急救命でも そういった災害時の適切な治療法についても 研究はされ続けています




フジテレビのドラマ「救命病棟24時」の主人公



江口さん演じる 進藤がそんなスキルを持った医師でした




ドラマの3rdシーズンでは首都圏での大震災が発生して



負傷した被災者たちへのトリアージの模様も映像化されていました







実際、災害にあった 被災地では




水や電力が断たれ

医療器具や薬の不足ばかりか




被災地で最も重要な 拠点病院すらも地震や津波の被害で機能しなくなるのが現実の問題です




そんな惨状で 医師たち自らが次の被災者になる危険を背負いながらも




自分を奮起して
例え1人の命ですらも 全力で助けようと努力する




それが 通常の医療では計り知れない




技術的ノウハウを越えた人道的判断と医療措置を必要とした




集団災害時の『災害医学(災害医療)』です








現状のマスコミでは
「ハザード」を伝えるばかりで




現場の実状に目を向けるには もう少し時間がかかるかもしれません







「メディアリテラシー」という言葉がありますが



直訳すれば「情報媒体の整理」になるのでしょうが




それは メディアが流す情報には しばしば誤報や抜け落ちや誤誘導(煽動)があり




それら全ての情報を 鵜呑みにするばかりではなく



受け手自らが考え 判断する力を持つべきだという考え方です





今回の被災地では 上記にあげた 医師たちに加え



文字通り全国の
法医認定医が駆けつけ




莫大な人数の御遺体の死因と身元判別にあたることになるでしょう




数万体の身元判別。





それは 想像を絶する 余りにも無惨な状況であり




それを迅速に行い
故人の尊厳を守りつつ ご存命の遺族に引き渡すのです




地震大国の日本であっても

マグニチュード9と言う大震災は 少なくとも貞観地震を除けば 史上最大級の規模となり(※)




被災者だけでなく 災ボや医師 役場の人々の精神的な負担も大変大きいです





災害医学ってゆーのも馴染みのない分野だけど



心的外傷後ストレス障害(PTSD)に起因したフラッシュバックなどは一般的にも知られた症例でしょう







被災地域での医療活動を行う際


重点を置いてコミュニケーションをとるのが
『CISD(Critical Incident Stress Debriefing)』です




これは惨状ストレスを受けた被災者などに 対話を重ねて精神的な負担を軽減させるメンタルケア面での治療法です





長期的な被災者の介護診療を行う際
それに関わる全ての関係者への細かいメンタルケアも災害医学的には軽視できない問題であり




DMATに求められる課題も今回の地震を契機に発見できるかもしれません




こういったDMATの運用状態が分かったり
非常時の災害医療ネットワークとして全国の医師や被災者、災ボや被災者の家族たちが活用できるのが




厚生労働省が運営する『広域災害救急医療情報システム(EMIS)』で




そのネットワークは災害発生時の全国の救急搬送や医療活動の支援情報をカバーしています





放射能漏れで帰国してしまった スイスやドイツの救助隊よりも


マスコミはもっと目を向けるべきところがある




分かりやすい解説で人気の池さんも
この3月を最後に 表立ったテレビのお仕事を離れるそうです




今後はいったい誰が 複雑な報道媒体を解説してくれるのか…?





そんな意味でも
今 私たちは
自分自身の判断力で メディアリテラシーを行い



情報を冷静に読み返し 考えるべきなのかもしれません。








※貞観(じょうがん)地震とは

869年 7/13
貞観(じょうがん)11年の5/26に

東北地方太平洋沿岸

岩手県沖~福島県沖 茨城県沖まで震源域が及んだ 連動型超巨大地震の可能性があると指摘され

正確な記録は無いまでも地質学的な追跡から少なくともM8.3~M9.0はあったのではないかとされ



今回の311地震と酷似したケースであったとすれば

1142年ぶりのメガクエイクが発生したと推測されるものです








しかし どんな災害が起きたにしろ

助け合い 生きてきた日本人



いくつ 時代がかわっても 隣りの人の肩を支えて言葉を交わし




『ポポポポ~ン♪』




と友達になっちゃう 日本人は 負けませんよ!!








~~~~~キリトリ~~~~~~




話戻しますw


今より遡ること16年前
1月に阪神淡路大震災が発生し

大規模災害に対し 災害医療の措置が展開されました



更に 2ヶ月後
都内では 地下鉄サリン事件が発生


世界最大にして最悪の化学兵器によるテロが行われ


被害者の多くが 眼球の激痛から始まる神経毒の症状で搬送されたのが


日野原さんの聖路加国際病院だったんですね






wikiります!



>日野原は、東京大空襲の際に満足な医療が出来なかった経験から「過剰投資ではないか」と言う批判を抑えて、大災害や戦争の際など大量被災者発生時にも機能出来る病棟として、広大なロビーや礼拝堂施設を備えた聖路加国際病院の新病棟を1992年(平成4年)に建設した。

この備えは1995年(平成7年)の地下鉄サリン事件の際に遺憾なく発揮され、通常時の機能に対して広大すぎると非難されたロビー・礼拝堂施設は緊急応急処置場として機能した。

院長であった日野原の判断により、事件後直ちに当日の全ての外来受診を休診にして被害者の受け入れを無制限に実施し、同病院は被害者治療の拠点となり、朝のラッシュ時に起きたテロ事件でありながら、犠牲者を最少限に抑えることに繋がった。



日野原 重明(ひのはら しげあき、1911年(明治44年)10月4日 - )は日本の医師。医学博士(京都帝国大学)。聖路加国際病院理事長。同名誉院長。
その他の栄誉に名誉博士(人文科学)(トマス・ジェファーソン大学)、名誉博士(マックマスター大学)。東京都名誉都民。東京都中央区名誉区民。文化功労者、文化勲章、東京都文化賞、日本医師会最高優功賞、日米医学科化学者賞(フィラデルフィア医師会、日本キリスト教文化協会日本キリスト教功労者。勲等は勲二等瑞宝章。






~~~~~キリトリ~~~~~~




そんな日野原さんも 今月で100歳のお誕生日を迎えました!


おめでとうございます★



話によると 日野原さんは 10年手帳ってやつを使っているらしくて



2020年までのスケジュールが 既に埋まっているらしいですw



日野原院長
スゲーあなどれない おじいちゃんですね~


これからも ふぁいてぃん ふぁいてぃん!!


ヾ(o・д・)ノ☆゚+.