57.アメリカは密かに世界の中に反自由、反民主が存在するのを必要としている。何となれば、それを叩くことがアメリカの存在理由であり、アメリカの戦争経済政策でもあるからである。

➡公正に対する葛藤がアメリカのIdentityの一部を形成する。人間はどうしようもなく差別衝動によって生き、差別衝動によって向上さえもする。人間において差別の衝動は動物達と比べて桁違いに発達した。(これが進化というのであれば進化には違いない)

アメリカはこの差別衝動と公正への衝動との間で引き裂かれ葛藤苦悩してきた。そしてこの葛藤を見捨ててしまえばアメリカのIdentityが崩壊するという事を本能的に知っている。だがいうまでもなくアメリカは差別社会なのであり、差別が導く所のポテンシァルエネルギーと葛藤とがアメリカから消え去ることはない。

wasp=白人-アングロサクソン-新教徒=White-Anglo・Saxon-Protestant-の中から選出される。それ以外の人種の人間がアメリカの大統領になると-(カトリック教徒のアイルランド人J.F.ケネディのように)-暗殺されてしまうのである)

(後記:2009年、黒人のオバマが米国大統領に選出されたが、白人エリートが、ブッシュ父子やクリントン夫妻のように世襲制と化したために発生した現象で、アメリカの衰弱をもたらすことになる.実際、アジアにおいては、中国が、

「オバマのいる間に」

ということで、

・「既に台湾の全面積に等しい埋め立て基地を作った」

(2015.6月鳴霞氏)

・「落とし所は支那が平和のためとかさりげなく理由をつけて埋立ての進行を停止し、もってアメリカの面を立て、そこでアメリカがこれ幸いと静かになる」(同、石平氏)

-これはアメリカの敗北である

こうなれば、埋め立てた島はチャンコロの領土として確定だ.

・こうなってしまった以上、アメリカがこれを爆撃して完全破壊しない限り「既成事実を受け入れた」ということでアメリカの敗北になる.

・しかし、日本も東南アジアも非力であるから此処に至ってもアメリカに縋る他はなく、「当面アメリカのおかげだからこれで済んだ」という他ないからシナの勝だ

・そして、じわじわと、難病のようにアメリカのへの侮蔑と不振がアジアに広がってゆく.これは不可逆過程である

・このような状況であるにも拘わらず日本では、国会の猿が一日2億円も経費を使ってこの時期に、集団自衛権をするかしないかということで、いかに戦わないで恰好をつけるかということのための方法と、危ないと思ったら途端にずらかる方法を囀り合っているのだが、掴み合いをしたり居眠りをしたり途中退場をしたり、スマホに熱中したりと賑やかなことだ.

[アメリカの貴族階級=青い血-の子弟は勿論公正と勇敢とを示すために一度は従軍をするのだが危険な前線に行かされることは通常ない。危険な実戦部隊の戦闘員のすべてはヒスパニック、黒人、移民、そして貧乏な下層階級に属する白人達であり、その上にウエストポイント卒の士官-その多くは白人である-から上の階級がいて統率している。]~(副島隆彦~「大統領の茶番とネオコンの分裂」~正論;04.3)

もし、アメリカのエリート層がこのような卑劣なざまであり続けるならば、アメリカは必ず、そして確実に衰弱し没落してゆく。アメリカの大統領はクリントンもジョージ・W・ブッシュも兵役から逃げた卑怯な人間である。このような人間達が政治の頂点に立つと、どうしても軍隊と軍隊経験者に対して引け目を感ずることになり、軍に対してしっかりとした文民統制ができなくなる。

軍に言い負かされたり軍サービス政策を行ったり、逆に非常に強がったりし始めるのだ。

*-(2004.9.8元テキサス州上院議長のベン・バーンズはCBSテレビの報道番組「60ミニッツ2」に出演して、青年時代の現アメリカ合衆国大統領ジョージ・W・ブッシュをはじめとする強いコネを持つ若者がベトナム戦争に出征しないで済むように州空軍に圧力をかけたと証言した)

アメリカが行う戦争の変質は、

アメリカが、嘗ての日本やドイツとの戦争のような「自分の戦争」をしなくなった事

(=アメリカの戦争が、経済政策としての戦争、娯楽戦争、選挙対策戦争、言い掛り滅多打ち戦争、イスラエル防衛のための戦争、などになった事)

▶兵器の発達により滅多打ち皆殺しが可能になった事

▶高貴な階級の責任という伝統が失われつつあること~したがって、危険負担(=最前線の戦闘)をマイノリティ人種や貧困層階級、あるいは傭兵、などが担うようになった事

▶自国民兵隊の死の意義が見出せず、しかも民主制の為に犬死が極端に忌み嫌われる事

▶以上に述べた全ての要因が、全て互いに原因と成り結果と成り合うようにして絡み合い、結局アメリカの戦争は大儀の無い無差別民間人滅多打ちという様相を呈することになり、シビリアン(政治家)は無責任に戦争を開始し、兵隊の徳義も志気も喪失した

▶したがって、アメリカの戦争は、アフガニスタン戦争やイラク戦争で見られるように、原住民がアメリカに背き、アメリカを憎悪するに至る為に、レジスタンス兵が原住民の中に受け入れられ、その為にピンポイント重点攻撃といっても非常に多くの巻き添え殺戮、無差別殺戮、誤爆撃などを伴わざるを得ない。それでも昔なら密室的な無差別皆殺し殲滅が出来たのだが、今は時代が変わって、情報がグローバル化した為に、そうする事も幾らかは難しくなった。