27正義の滅多打ち
ⅰ.正義は存在せず生存の闘争が存在する。
生存闘争の動機は、
⋆異物反応
⋆生存のためのあらゆる資源の逼迫による争奪、ならびに強欲に因る争奪
⋆集団自我(=集団Identity)間の衝突
この三つである。戦争において、必ずこの三つの欲情が互いに絡み合っている
上記の諸欲情に対する自己正当化意識が正義の知覚を呼び起こす。
ⅱ.純侵略、既得生存権に対する一方的な強奪があれば、それに対する闘争は正義の闘争である。
したがって、これに対する「正義の滅多打ち」が有り得る。
ⅲ.だが国家というものは「純粋な正義の滅多打ち」を行い得ない。正義の滅多打ちは、必ず「純粋な正義」以外の動機を伴う。
ⅳ.純粋な正義以外の動機は、プラスかマイナスの記号が付く。プラスの場合には正義の滅多打ちが促され、マイナスの場合には見ぬ振り、あるいは、純侵略者に対する加担(=不正義の滅多打ち)さえもが促される。
ⅴ.代表的な動機は次のようなものがある。
1.
⋆資源狙い
⋆権益狙い
⋆漁夫の利狙い
2.
⋆味方にする
⋆同盟関係の存在による義務・同盟関係存在意義確認・同盟関係存在誇示⋆国家的近親(反目)関係⋆従属国が親玉国にご随伴して
3.⋆兵器の消費、兵器の実験、兵器のデモンストレーション
4.⋆選挙対策(人気取り)、内政上の攻撃、または防御
5.
⋆自国の予防的防衛
⋆遺恨晴らし
6.
⋆国際社会上の対面または義務
このような動機がすべて色々なプラスの、又はマイナスの大きさを持つ。
問題26.国家が、悪に対して純粋正義のみによる滅多打ち介入をしない理由