北方領土交渉の失敗

1.

ロシアの正常態は、「取った方が正しく、取られたのが悪い」というもので、価値観とかいうものでなく彼らの自明でアプリオリな定理だ.良心の疾しさなどを彼らに期待しても無駄である

ロシア人は韓国人と同様、恩を売れば感謝して反省するという人種ではない

ロシアが弱り切って「土地をお返ししますから助けてください」というまで待つか、戦争をして取り戻す、この二通りしか解決の方法はない

前の場合でも土地を引き渡させてから支援しないと支援だけ取られる

以上の自明なことに違反して先に善意(経済協力先行実施)を見せつけようという安倍の領土交渉は失敗が約束された

安倍の過度な功名心が国を誤ることになる

2.

韓国へのドル供与契約(通貨スワップ)合意の直前,韓国の議員団が竹島に渡り、一泊して「我々の領土」とお祭りをした.それに応えるかのように通貨支援の契約が合意されたので特定の国民有志はオッたまげたが、一般国民は馬鹿であるからオリンピクの話しか関心がない

3.

アメリカとソ連が大統領間の不測時連絡体制で予防し合ったが、これは両国間に対立紛争があるという相互認識の上に成り立っていた

今、日本と中国間で東シナ海尖閣周辺の海空で衝突回避連絡メカニズムを合意するが、これは

紛争がある⇒中国の領有権主張も日本の領有権主張も対等だ⇒だから互いに自重しましょうという合意で、中国の侵略を既成事実化する第一歩である

中国からみれば日本が「へこみます」という一方的なお約束に他ならない.これからは中国は安心して領空侵犯ができる.日本が大慌てをしてメカニズムの連絡をしてきたら「応じて遣わす」と云う態度で応ずるだけの話だ

「お前らが仕掛けてきたのだからお前らが先にひっ込め.さすれば応じてやる」と言うはずである

自衛権と云うものは自明な生存権であり、生存のためには何でも許される権利だ.憲法のごとき人工的約束には束縛されない