2.相殺戦力論:数万発もの核弾頭を標準し、いかなるレベルの核戦争にも対応できるようにしておくという余裕理論で、余裕があるために(いかにも余裕があるように見えるために)、「何時でも来い」と強気になれる理論だそうであるが、現実においては、核の打ち合いに余裕もクソもないというのが現実である。
3.完全勝利理論:ミサイルデフェンスによって敵の核は100%空中で破壊し、こちらの核はことごとく敵国を火の海にするという願望論で現実性はないが国家自我を主張するにはこれしか方法がない。
要約:
国家自我を主張するためには、決め手は上記三つの戦略論に関係なく、その気になって覚悟を決めるか否かが決定的である。
そして、その気になる可能性と能力は、自分個人の安全だけはちゃっかりと確保する独裁権力や、無責任権力のほうがより高いというのが現実である。