環境庁の汚染土処理に食いつく人たち

http://tanakaryusaku.jp/2016/05/00013533

環境省はこのほど、8,000ベクレル/kg以下の除染土を全国の公共事業で再利用する方針を固めた。

 原子炉等規制法による再利用基準は100ベクレル/kgだから、今回、各地に拡散されようとしている除染土は基準の80倍にもなる。

解説:

同法には再利用土100ベクレル以下などというバカげた規定は存在しない.自然な土でもこれくらいのベクレルは低い方に数えられる.同法は、配管とか色々な使用済資材の処理に関する法律であり,汚染土の再利用基準は、土に含まれる放射性セシウム の濃度を、災害廃棄物 再利用 基準として「1キロあたり3千ベクレル 以下」としている

 4年前を思い出す。所管は同じく環境省だ ―

 福島の原発事故で放射能汚染されたガレキを、政府が全国各地の焼却場で燃やす“事業”だった。原発事故の翌年(2012年)のことだ。

 反対運動は燎原の火のごとく全国に広がった。子どもの健康を気遣う母親たちは集積場前で座り込んだ。機動隊が出動して人々を排除し、ガレキは搬入され、燃やされた。

解説:しかし、弊害は何も発生していない

 今回はガレキではなく福島の除染土が全国に持ち込まれようとしている。それも8,000ベクレル/㎏以下という驚くべき値だ。

 住民たちが今日、「除染土バラ撒き」の撤回を求めて、国会内で環境省と交渉を持った。(主催:FoE

 環境省は「除染・中間貯蔵企画調整チーム」の参事官補佐2人が対応した。

 住民たちが重く見ているのは―

・原子炉等規制法が定める再生利用基準の100ベクレル/㎏と今回の8,000ベクレル/㎏は矛盾しないか

・ワーキンググループの議事録とメンバーの名簿が非公開になっているのはなぜか・・・などだ。

「(除染)土壌は貴重な資源」と答える環境省の参事官補佐。正気なのだろうか

 環境省の山田浩司参事官補佐は次のように回答した―

 「(8000ベクレル/㎏でも)覆土して管理するので問題ない」

 「未成熟な情報などがあり不当に誤解を招いたりするので非公開にしている」

 環境省が回答すると猛烈な反論が起きた。

 「覆土しても汚染物質が地下水に流れ込めば環境破壊が起きる」

解説:シーベルト基準に換算した場合、非常に低く見積もって年間5ミリシーベルト以下を基準としても、仮に200ベクレル/Kgの水を毎日2リットル飲んだとして、1年で総量1万4600ベクレルを飲んだことになるが、シーベルトに換算すると1.9ミリシーベルトでしかない.

環境破壊が起きるという懸念はない.

 「(情報の非公開は)まるで北朝鮮だ。改めて開示を求める」

解説:そんなことを言っても、お前らの大好きな北朝鮮じゃないか

 いまなお住民15千人が避難生活を続ける富岡町出身の主婦の言葉が、真相を突いた ―

 「避難者にアンケートを取ったら(富岡町に)戻りたいと答えた人は20%しかいなかった・・・」

 避難者を何が何でも帰還させるという政府の命題があり、そのために無理な除染をする。除染で出た土は法律(※)で福島県外に持って行かなくてはならない。

 福島で汚染された土を全国にバラ撒くのはガレキの時と同じだ。これでは環境省ではなくて汚染省である。

解説:「汚染土は福島に封じ込めろ.福島の人たちが帰れなくても知ったことではないから、自分達の土地にだけは持ち込むな」という主張である

丸川環境大臣が、現行の年間1ミリシーベルト以下という被爆基準は非現実的だと発言したが、国民の反応を極端に恐れる安倍政府は丸川の正論を封じて、丸川に発言取り消しと謝罪をさせたが、環境庁は大臣以下、頑張っている

なお、国際基準は年間20ミリシーベルト以下となっているのである