(変わる安全保障)制服組、じわり政治の表に 統幕長、頻繁に官邸訪れ意見
2016年4月24日05時00分朝日デジタル
自衛隊の制服組
(自衛官
)の影響力が安倍政権
で強まっている。政治の表舞台である首相官邸に現れる機会が急増。防衛省
では背広組
(文官)との駆け引きの結果、部隊運用の権限も強めた。制服組
の判断を政治が追認するだけになるのではないか。そんな懸念に政権は「文民統制
(シビリアンコントロール)は確保されている」と繰り返す。
解説:政治家は専門家の意見を聞かなくては務まらない.軍事だとて例外でない.
軍隊が専門意見を言うとシビリアンC違反だというのは間違っている
4月14日午後、自衛隊制服組
トップの河野克俊統合幕僚長
が首相官邸に姿を現した・・・谷内正太郎
国家安全保障局長らとともに安倍晋三
首相と面会した。安全保障情勢についての説明とみられる。
解説:首相と統幕庁が面会すると犯罪なのか
河野氏は、3月18日に北朝鮮
による弾道ミサイル発射
を受けて緊急開催した国家安全保障会議
(NSC)にも出席した。首相はその直後、一般に非公開のNSCの模様を自らのフェイスブック
に投稿。椅子に座る首相の横で河野氏が身をかがめる写真を添え、「統合幕僚長
から報告を受け、政府の対応を確認しました」と、制服組
との一体感を強調した。
解説:当然の処置である.首相が、「統幕長からの報告を拒絶し、政府の対応も確認しません」と言ったらどうするのか
陸海空自衛隊の運用を一体化する統合幕僚監部
が2006年に発足してから、首相が統合幕僚長
と面会したのは少なくとも100回(23日現在、朝日新聞の「首相動静」による)。このうち、安倍首相の再登板後は76回を数える。
解説:どこが悪いのか
以前も統合幕僚長
が官邸に入ることはあったが、震災対応や新旧交代のあいさつが中心。多くは防衛相
や防衛省
幹部(背広組
)との同行だった。首相再登板後、熊本地震前まではほぼ週1回、地震発生後は2、3日に1度の頻度で入る。単独のこともある。
この傾向を後押ししたのは14年のNSC発足だった。NSC設置法は、首相が必要と認めるときは統合幕僚長
に意見を述べさせることができる、と定める。NSC開催時の統合幕僚長
の出入りは「首相動静」では数えられないため、実際の面会はもっと多い。
自衛隊は発足以来、政策の専門家である文官(背広組
)が制服組
より優位だとする「文官統制
」が行われてきた。戦前、戦中に軍部が暴走した反省から生まれ、シビリアンコントロールを強化する制度と位置づけられてきた。
解説:軍事暴走は必ず文官が引き起こしている
ヒトラー:文官だ.海軍総司令官デーニッツが「ドイツの海軍はイギリスに上陸する能力が今のところない」と言ったのに聞かないでイギリスと戦争を始めた.結果はデーニッツの言う通りになった
アメリカ:日本と戦争をしたがって誘導したのがルーズベルトで、原爆投下を決定したのがトルーマン(アイゼンハワー、スチムソン、フォスタレルなど軍人は殆ど反対した)、ベトナム戦争を起こしたのが米国務省とジョンソン大統領で、イラク八つ当たり戦争を強行したのがブッシュと取り巻きの文官どもだ.けしかけた軍人がいたという話は全くない
ロシア:ハンガリー、ポーランド、カフカスチェチェンに軍を送り戦車で蹂躙して支配したのはスターリンとブレジネフ、それにエリツィンとプチンだ.全部シビリアン様だぞこのやろう
日本は軍部が暴走したというが、軍部が政治家を兼任して政治家として暴走したのである.即ち一種の文官暴走だ.
知能が極端に低い上に、ろくに歴史を知らない朝日の記者は、実験用のハムスターや犬みたいに、「文官統制=平和+安心」、「軍体が専門的意見を述べる=軍国主義」と条件反射をしているのである
しかし安倍政権
はこれを撤廃。昨年6月に成立した改正防衛省
設置法により、背広組
の官房長
・局長らは、統合幕僚長
、陸海空各幕僚長らと「対等に」防衛相
を補佐すると定められた。防衛相
と制服組
との間で、報告や指示が直接行われることで、情報集約や意思決定を迅速化するのが狙いだった。
同法に基づき防衛省
は昨年10月、大規模な組織改編を行い、自衛隊の運用を統幕に集約した。制服組
の発言力は格段に高まった。防衛省
幹部は「法律で制服組
を抑える担保がなくなったのは問題。シビリアンコントロールの問題が出てくる可能性がある」と危惧する。
解説:背広組文官は邪魔なだけであるから必要がない.廃止しなければならない.外国でこんな馬鹿をしている国はない.
■部隊運用も権限拡大
自衛隊の部隊運用でも、制服組
の権限は拡大している。防衛省
は4月、背広組
中心の内部部局が担当していた運用計画作成業務の一部を、制服組
中心の統合幕僚監部
に移した。
解説:部隊の運用を素人がしてはならないから当たり前の処置だ
これまで運用計画は、まず指針となる「防衛相
指示」を背広組
が担う内部部局が作り、それに従って制服組
の統幕が実際の計画を作成。その後、再び内部部局が、できた計画を防衛相
が認めることを示す「防衛相
承認」をつくっていた。防衛相
に直結する入り口となる「指示」と最終段階の「承認」を背広組
が握ることで、「文官統制
」を確保していた。
これに対し、制服組
は「統幕が一元的に担った方が効率的」と計画作りの業務すべてを渡すよう要求。背広組
は「防衛相
と直接関わる部分を背広組
が担うことが、一定の歯止めになる」(内部部局幹部)と抵抗した。結局、最終文書である「防衛相
承認」の作成業務を統幕に移すことで決着した。計画作成から完成までを制服組
が請け負うことになり、権限は大きく広がった。
解説:背広組に歯止めの役など務まらない.
昨年改定された日米防衛協力のための指針
(ガイドライン)に基づき設置された「同盟調整メカニズム」では、自衛隊と米軍の制服組
が、平時から有事まで運用調整に当たることになった。防衛省
内での影響力が高まったうえ、現場同士の軍事的に専門的な見地からのやりとりが頻繁になる。そのため、政治家や背広組
は、制服組
が決めたことを追認するだけになる可能性がある。
解説:「政治家が軍隊の言うとおりにしかできなくなる」のは政治の能力問題で、制度の問題ではない.政治家が制服組
の決めたことを追認するだけになる可能性があるというような政治家は、政治家として落第であるというだけで制度の問題ではない.
中谷元
・防衛相
は3月15日の記者会見で「あくまでもシビリアンコントロールとして私が指示、承認を行う。(背広組
の)政策的見地と(制服組
の)軍事的見地から、私を補佐して計画策定するのが重要だ」と述べ、政治家が防衛相
を務めることで文民統制
は保たれると強調した。