問題12.力の放出と行使の違い

目的;行使は正義を執行するが、放出は力の陶酔、欲情成就を目的とする

対象;行使は対象を特に選好しないが、放出は弱いもの、楽な対象を選好する

態様;行使は鍛錬であるが、放出は頽落である

問題13.この二つの例示が単なる解釈でしかないことを証明せよ

a.我々は力の自制を鍛錬(=自由意志)という条件から直接に導いたが、この解釈例においては分裂と統一の矛盾を解決するための妥協として導いている。・・・ということはこの解釈は本質的ではない。

b.この解釈は絶対的なものの空虚さということを別な言い方で表現して見せたものでしかない。

この解釈における自制はa-prioriに導かれてはいない。

問題14.超越性命題は力の濫用に対する保険、ないしは防御を本質に含むか

含まない。何となれば、超越性は要求や命令ではなく単に選択であるから、保険や防御のために他人に対してそれを要求したり命令したりすることができないからである。

問題15.第一、第二、の各条件と(系)とによって構成されるものとは別なアプローチによって力を定位し、それがa-prioriではあり得ない事を示してみよ

「力は平和的である」→これは単なる我々の願望でしかなく、それ以上の意味を見出すことができない

「力が自制的である」→という事からは定位条件を導くことが出来ない。しかし、定位条件は力の自制を導く・・・等。