対ソ核攻撃計画(アメリカ)

核武装国が非核武装国に本格的核攻撃をしようと計画し準備した典型的な事例は、第二次世界大戦終結と前後して始まった米ソ対立の初期におけるアメリカのソ連核攻撃計画に見られる.

統合参謀本部(JIS)が主導するこの計画は、

・70個の原爆を30日間にわたってソ連の主要軍事・政治拠点と産業を標的に投下し、

・そのあと、米特殊部隊、反共産主義亡命者組織(大量のナチス残党を含む)で編成された戦闘・工作部隊がソ連に侵攻して廃墟の後始末をしつつ、後に来るべき非共産・民主的政権の基盤をつくる

というもので本気で計画した.

(特殊部隊や戦闘工作部隊に対しては、「核攻撃後の放射能汚染されたソ連にゆく」ということは秘密上直前まで秘匿された.)

しかし該計画は、ソ連がもう核爆弾の製造に成功をしてしまったことが判明したために、相互核戦争を恐怖して中止になった

(「冷戦戦に憑かれた亡者たち」クリストファー・シンプソン.1974.時事通信社)

上記史実は、次のような非常に単純な真実を証明している.

即ち、日本が核武装をしないでいれば、中国が日本を核攻撃する時がいつか来るということである