戦後70年 に合わせた安倍晋三 首相による「安倍談話」について検討する「21世紀構想懇談会」の座長代理で、国際大学 学長の北岡伸一氏は9日、東京都 内で開かれたシンポジウムに出席した。講師の一人として参加した北岡氏は首相の歴史認識に関して、「私は安倍さんに『日本は侵略した』と言ってほしい」と述べた。

 北岡氏は「日本全体としては侵略して、悪い戦争をして、たくさんの中国人を殺して、誠に申し訳ないということは、日本の歴史研究者に聞けば99%そう言うと思う」と指摘した。会場から「安倍さんが前向きにしたいというのは正しい姿勢だが、何があったか、何がなかったかを否定しようとしている」との意見が出たことを踏まえて答えた。

 この質疑に先立ち、北岡氏は「日本は侵略戦争 をした。とてもひどいことをした。明らかです」とも述べた。

 また、世耕弘成 官房副長官も講師として出席した。世耕氏は、安倍談話について「村山談話河野談話 を引き継ぐことは日本政府としてぶれることはない。首相の言うことは、世界の一般的なリーダーが考えていることと何らぶれていない」と語った。

 21世紀構想懇談会は首相の私的諮問機関 で、安倍談話に先立って日本の過去の歩みなどを議論して7月までに答申を出す。ただ、談話の文面自体は作成しない想定だ。

解説

★北岡の発言挙動は予測どおりだ

★首相は予めこれを予期して北岡を任命した

★世耕補佐官が北岡の発言を肯定したのは首相の意を汲んでいる

★首相は談話に「日本は侵略国だ」と入れて当面を凌ぎたいのであるが、これは国にとっては永劫的致命傷になる

★政府がメルケルを呼んで慰安婦がどうのとギャーギャー言わせたのも首相の計算に入っているのか否か

★[侵略の定義]

・大量殺戮

・奴隷にして使う

・土地・資源を取上げる

・原住民から文字と教育を取上げる