.反逆

反逆が成功する条件

ⅰ.味方にしようとする人の数が多くなければならない。そして、その人々が互いに反逆心を持っているということを互いに承知していなければならない。何となれば、反逆心は自分以外のすべてを敵に回してしまうという想像によって挫けてしまうからである。だが全ての人の、心の奥を知ることは不可能である。味方にしようとする人の数が多くなれば、それだけ寝返り、密告の確率は大きくなる。

元々、密告という風潮が独裁権力体の全体に蔓延している。自分達の部所にいる反逆者を見逃しては、自分達も疑われるからである。

ⅱ.反逆組のリーダーは、人々に成功する見通しと確固たる正義の確信を与えなければならない。

人によっては嗅ぎ別けを始める者もいる。

そいつは、独裁権力側に反逆計画を密告して予め難を逃れようか?と迷う。-(もっとも、密告が成功しても、そいつはいずれ消されるであろう。

独裁者はこう考える。

「こいつの本性は密告の犬だ。いつかは私をも裏切るだろう。しばらく泳がせて置いてから消してしまえ」)-

ⅲ.蜂起は一斉になされなければならない。そのためには何回もの打ち合わせや準備が必要であるが、そうすることによって反逆計画が暴露する可能性は大きくなる。