「安楽死や自殺幇助が合法化された国々で起こっていること 児玉真美」に対して | 安楽死制度と死ぬ権利(金田一のブログ)

安楽死制度と死ぬ権利(金田一のブログ)

「生きる権利もあれば死ぬ権利もある」
死ぬことを進めるつもりは全くないですが、
どんな人でも安楽死のできる制度を求めていきます。

①本来ならセーフガードで食い止められるはずの終末期ではない人や精神障害者に致死薬が処方されている(オレゴン州、ワシントン州)

 ⇒終末期でないからと言って、苦痛が少ないかというと、そうではない。

  精神病も、一生うつ病で苦しみながら生きている人も大勢いる。

  もちろん、申請してから一定の冷却期間は設けるべきだが、

  なぜ、「絶対に死んではいけない」のか説明がされていない。

②限られた医師が多数の処方箋を書いている(オレゴン州、ワシントン州)

  ⇒それが問題なら、チェックする医師の数を増やせばいいのでは?

処方すれば後は放置で患者が飲む場に医療職が立ちあっていない(オレゴン州、ワシントン州)

  ⇒立ち会ってもらえばいいのでは?

④一定年齢以上の脳損傷を治療する医療機関が存在しない(オランダ)

 ⇒予算の問題もあるだろうし、安楽死させるためという証拠もない。

⑤“宅配安楽死”制度が存在する(オランダ)

 ⇒何が問題なのかわからない。

⑥安楽死した囚人から臓器提供(ベルギー)

 ⇒何が問題なのかわからない。

⑦死刑囚が臓器提供の意思表示(オレゴン州)

⇒何が問題なのかわからない。

 

⑧不治の病または怪我を負っていることと、自己決定できるだけの知的能力があることの2点で安楽死を認めるように法律が改正されると、大変多くの人が死ぬことになる(スイス・ヴォー州)

 ⇒著者は不治の病やケガを負って死ぬほど苦しんでいても、生きろというのだろうか

この後、著者の主張は「生きていればきっといいことがある」というものになる。

「人は潜り抜ける力がある」、「人は潜り抜けたとき、もっと深いものに触れる」のだという。

著者には重い障害を持った娘さんがおり、介護を続ける過程でそう感じたのだという。

しかし、全員が同じ考えを持てるわけではない。

例えば、我々はオリンピック選手の活躍やその努力を称賛する。

しかし、だれもが頑張ればオリンピック選手になれるわけでもないし、

またそうする素質や意欲がない人にそれを強制して言いわけは無い。

著者には苦しい境遇に置かれた人間がそれぞれどのように感じるかという観点が無いように思える。