ジェンネの旧市街(マリ)
植竹です!
今回は
マリのジェンネの旧市街
を紹介します!
今回は
マリのジェンネの旧市街
を紹介します!
登録年…1988年
拡張年…ー
危機遺産登録…ー
英名…Old Towns of Djenné
仏名…Villes anciennes de Djenné
位置…マリ南部
経緯…N13 54 23.004 W4 33 18
面積…??
登録区分…文化遺産
登録基準…(3), (4)
登録ID…116rev
公式テキスト分類…アフリカの旧市街と歴史地区
公式テキスト掲載ページ…第①巻239p
公式サイト…ユネスコ本部(英語)
概要
マリ南部のニジェール川とその支流の沿岸に位置するジェンネの旧市街はかつて交易で栄え、「ニジェール川の宝石」と謳われたモノトーンの建物が美しい街です。
構成
ジェンネには日干しレンガを重ねて泥を塗って仕上げたスーダン様式のモノトーンの建物が並んでいて独特の景観を作り上げています。
住居は一般的に2階建てでトゥクルール様式またはモロッコ様式と呼ばれる建築様式のファサードを備えています。建物には遺産登録に際して保護が義務付けられているもののセメント製の建物が増えてきているそうです。
泥のモスク(大モスク)
かつてはイスラム教普及の拠点でもあった為、13世紀に建造されたモスク。現存しているのはフランス統治下の1907年に完成したもので約56m四方で高さ11m。こちらも日干しレンガに泥を塗り、壁からヤシ材の骨組みが突き出した独特なスーダン様式で作られております。
歴史
紀元前3世紀に
ボゾ族という民族が築いた集落が元になっていると言われています。
8世紀頃には
既に交易都市として栄え、ニジェール川下流のトンブクトゥ(こちらも世界遺産。1988年、同国)が岩塩と金の輸出で栄えると中継地として更に栄えました。
1280年に
王様が宮殿を壊して泥のモスクを建てたといわれています。
14~16世紀には
最盛期を迎え、トンブクトゥと共に「双子の姉妹」と謳われましたが、
16世紀に入り、
モロッコに征服されてしまいました。
そして次第にサハラ交易は衰退していきました。
1907年には
フランスの統治下で泥のモスクが再建されました。
1979年に
「ジェンネ市街」として世界遺産に申請されましたが審議延期となり、
1988年に
現名称で再申請が行なわれ、晴れて文化遺産として世界遺産に登録されました。
特徴
スーダン様式という日干しレンガ・泥・ヤシ材の骨組みがむき出しになった外観が特徴的な建物が並んでいます。
逸話・伝説
・ジェンネはアラビア語で「天国」を意味しています。
・「バリ」と呼ばれる左官職人たちは道具はあまり使わず、培ってきた感覚で建物を建てるそうです。
・むき出しになったヤシ材の骨組みは急な温度の変化による建物への影響を緩和するほか、そのまま補修の際に足場にもなるという画期的なものです。
・雨期の前には住民の力を合わせて泥のモスクの外壁の泥が塗り直されます。
・泥のモスクの前に月曜に開かれる市場には様々な部族が様々な衣装を身にまとって集まり、衰退したトンブクトゥにはない華やかな繁栄っぷりを今に伝えています。
・モスクのミナレット(尖塔)には「生命と創造」の象徴として、ダチョウの卵が据えられています。
登録基準詳細
(3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。
(4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
抱える問題
ジェンネには砂漠化・乾燥化の危機が迫っており、ユネスコ世界遺産の中で「100年後には見られない可能性が一番高い世界遺産」にも選定されています。
関連用語
サハラ交易
地中海沿岸諸国と西アフリカのあいだの交易で、先史時代から存在したが、最盛期は8世紀より16世紀後期に亘る。
関連遺産
伝説の都市トンブクトゥ(1988年、マリ)
☆☆植から目線コメント☆☆
100年後には見られなくなってしまう世界遺産
No1!という事で、
絶対に生きているうちには
観に行きたい場所です。
それにしても
面白い建物の外観ですよね!
近年のマリの内紛で唯一
危機遺産に登録されなかった場所でもあります。
植竹でした。
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