ストーンヘンジ、エイヴベリーの巨石遺跡(イギリス) | 世界遺産検定のお勉強ブログ(現在休止中)

ストーンヘンジ、エイヴベリーの巨石遺跡(イギリス)

植竹です!

今回は
イングランドストーンヘンジ、エイヴベリーの巨石遺跡
を紹介します!

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公式テキストキャッチフレーズ
多くの謎に包まれた先史時代の巨石群

ストーンヘンジ、エイヴベリーの巨石遺跡
イギリス


登録年…1986年
拡張年…2008年
危機遺産登録…ー

英名…Stonehenge, Avebury and Associated Sites
仏名…Stonehenge, Avebury et sites associés


位置…イングランド南部ウィルトシャー
経緯…N51 10 44 W1 49 31
面積…4,985 ha

登録区分…文化遺産
登録基準…(1), (2), (3)
登録ID…373bis






公式テキスト分類…ヨーロッパの化石と先史時代の遺産
公式テキスト掲載ページ…第③巻101p
公式サイトユネスコ本部(英語)

概要
ソールズベリー平原に存在するストーンヘンジは先史時代に築かれた大規模な環状列石です。
いまだに多くの謎を残しています。
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構成
ストーンヘンジ
「メンヒル」と呼ばれる立石の上に水平に石を載せて連結させた「ヘンジ」が残されています。これらはヨーロッパ各地に点在し珍しいものではありませんが、ここのストーンヘンジがさきがけとされています。
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エイヴベリーの遺跡
こいらは1.3kmの外周に100個のメンヒルが配置され内側には中心部の祭祀場を囲むようにふたつのストーンサークルが設置されています。
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歴史
近隣で発掘された土器の破片から
紀元前3000年頃には
すでに存在していたものと考えられています。

紀元前2800~紀元前2200年頃
直径100mになる外周部のストーンサークルがつくられました。

紀元前2100年~紀元前2000年頃
ブルー・ストーンと呼ばれる青みがかった石で30個ほどのメンヒル群が形成されました。

紀元前2000年頃~紀元前1100年頃
環状の列石とその内側に馬蹄型に並べられたトリリトンと呼ばれる5つの三石塔が建てられました。
1986年には
文化遺産として世界遺産に登録されました。

2008年には
範囲が拡大されました。




特徴
いまだに目的や用途はわかっていませんが、古代の石を使った建造の技術や儀式を知る上での貴重な資料になっています。



逸話・伝説
・エイヴベリーの遺跡はストーンヘンジができるまで重要な役割を担っていたともこの遺跡の石材を転用してストーンヘンジが作られたとも言われていますが、その目的・用途はいまだに不明です。
・最大で50tもある巨石はサルセン石と呼ばれ、ソールズベリー平原からは40kmも離れた場所で産出されるものです。更にブルー・ストーンは最大で5tもあり、200kmも離れた場所から運ばれてきたものだと判明しています。
ころに載せて運ばれ、てこで積み上げるなど200人以上の労力が必要だったそう。
・外周部の北東の入り口にある玄武岩の巨石「ヒール・ストーン」と遺跡の中心部を結んだ線が夏至の日の出の方向を指している事から太陽崇拝と天文観測の為の場所だったという説が有力視されています。


登録基準詳細
(1) 人類の創造的才能を表現する傑作。
(2) ある期間を通じてまたはある文化圏において建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
(3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。


抱える問題


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☆☆植から目線コメント☆☆
有名なスポット!!
誰が何の為にどうやって…
昔の事を考えると不思議ですね!

植竹でした。