イチロー選抜KOBE CHIBEN 対

高校野球女子選抜

2023年11月21日 東京ドーム

4-0でイチロー選抜の勝ち

イチローは9回5安打9奪三振で完封、

打っては4打数2安打1三振。

松坂は4番遊撃でフル出場、

4打数1安打1三振。

 

今年も、他の野球にない素晴らしい空気だった。

この野球試合、実にいい味を出している。

俺みたいな普通の野球に飽きちゃった人間には

たまらぬ「温かい味わい」。

たぶん来年も見に行く。

 

イチローチームは随所に好守が出て、

それで勝った印象。

女子高チームはラッキーヒットが多かったが

こちらも再三の好守を見せ健闘した。

8回表を終わって0-2の接戦。

ランナーが溜まった場面でラッキー長打が

出れば勝てる、というところまで来ている。

もしかしたら近い将来、女子高チームが勝つ

ところを見れるかもしれない。

ガンバレ女子高チーム。

 

感心したのは女子チームが2点を追う7回表。

一死2,3塁と攻め、

7番打者のカウントは3ボールノーストライク。

ここで次の球を強打して投ゴロ。走者動けず。

次の打者が三振で無得点に終わったが、

このカウント3-0から打ちにいったのが

実に素晴らしい。

普通なら一球見送りたくなるところだが、

得点を取る最大のチャンスの「1球」を見逃さず

しっかり打っていった。結果は出なかったが

この集中力は大いに評価したい。

打てのサインか、打者の判断かは不明だが。

こういう、勝負の「1球」を見逃さない姿勢は

普段、厳しい相手と厳しいトーナメントを戦って

いないと培われない。女子高校野球も

ここまで来たかという感じ。

この一打によって、「カウントが悪くても

ストライクを簡単には取りに行けないな」

というプレッシャーを投手に与えたはず。

 

いよいよ女子の勝利の兆しがあり、

来年は松坂登板だけでなく、

その意味でもますます注目の一戦となる。

 

女子高チームは先発サードの 北條真由 の

肩がよかった。一回裏一死1,2塁のピンチで

三塁ゴロ。捕って三塁を踏んで一塁に投げれば

併殺をとれる見せ場だったが、

焦りからか捕球エラー。これは残念。

あと4番打者の 谷川萌季 の7回のヒットが

見事なジャストミートだった。 

 

20年以上ぶりにイチローの安打を見て

スコアブックに記入できたのも嬉しかった。

来年も楽しみにしています。